一体、プラハの心臓部とは何処なのでしょうか?それこそは、旧市街広場です!旧市街地区の曲がりくねった細い道は、まさにこの地へと向って伸びているのです。世界的に有名な天文時計を誇るエレガントな旧市庁舎、大変幻想的なシルエットを持つティーン教会、見事な存在感を放つ聖ミクラーシュ教会、そして多くの建築様式とカラフルな家々がこの場所の魅力を際立たせ、訪れる者の心を奪っています。

旧市街広場は無口の証人として、千年の歴史の間に起きた様々な出来事を見守ってきました。ここでは、デモや処刑だけでなく、結婚式、スポーツイベント、または政治交渉なども行われてきました。

絶対に見逃せない天文時計!

広場にいくつもある荘厳な建物で、何を最初に写真に収めますか?ほとんどの訪問者は、14世紀に建てられた高いゴシック様式の市庁舎塔です。600年以上も世界の人々を驚愕させてきた、南の壁にある高い技術の結晶をご覧ください。この塔にある天文時計は、何世紀にもわたり正確な時間と日付だけでなく、太陽、月の満ち欠け、キリスト教の暦、祝祭日および天動説に基づいた天体の動きを示してきたのです。毎正時になると仕掛けが動き出し、キリストの12使徒が窓の中にゆっくりと現れては消えていき、最後に塔の上の鐘が鳴って終わります。このプラハの天文時計の建設は、当時の世間を大変驚かせました。多くのヨーロッパの都市からも、同じものを作って欲しいというひきあいもくるようになり、それを防ぐために、職人の目がつぶされたという伝説が残っています。

音楽と建築の完璧な調和

広場の反対側には、おとぎ話に出てきそうなひときわ目を引く、2本の塔・ティーン教会があります。多くの人々は、プラハで最も美しい教会であると称え、街の景観に欠かせない大切な一部となっています。教会の中には、プラハで最も高い祭壇と、有名な天文学者ティコ・ブラーエの墓があります。バロック様式の建築はお好きですか?そんな方にお勧めなのが、聖ミクラーシュ教会の見学です。この教会の独特の雰囲気は、頻繁に開催されているのクラシック音楽のコンサートを、聞きながらも堪能できます。

ただ歩き廻る・・・

他にも、訪れるべき観光スポットとして、ヤン・フスの記念碑、スグラフィット様式が見事な“一分の家(U Minuty)”、ユニークなゴシック様式の石の鐘の家、キンスキー宮殿の国立美術館などがあります。特にクリスマスシーズンは、広場全体が雪の王国となり、広場は独特の雰囲気に変わります。 

住所

Staroměstské náměstí 110 00 Praha 1