プラハ 動物園は、トロヤ盆地の一角に位置し、年間百万以上の人が訪れる大動物園です。
魅惑の動物園
プラハ 動物園は、町の丘陵部、緑に囲まれたトロヤ地域にある、魅力に溢れた場所です。フォーブス誌が2008年に発表した世界動物園ランキングで、プラハ動物園は堂々第7位を占めました。敷地は全部で60ヘクタールあり、そのうち50ヘクタールが動物居住・見学エリアとなっています。この動物園は1931年、200頭の動物を擁してスタートしましたが、現在動物の数は670種、5,000頭にのぼっています。
ここには最近新たなパビリオンが加わりました。絶滅が危惧されているコモドオオトカゲを擁するインドネシアのジャングルや鳥の湿地、珍しいインドガビアルが見られる水の世界、猿の島、あるいは象の群れが圧巻の象の谷、そしてカバのパビリオンです。2014年春には、絶滅の危機にあるチュウゴクオオサンショウウオの特別パビリオンも開設され、プラハ動物園は、欧州で唯一この動物を飼育する場所となっています。しかし何と言っても一番人気は、プラハのゴリラ・ファミリーでしょう。ちょろちょろと愛らしく動き回るゴリラの子供は、老若男女問わず、見る者全ての心を和ませてくれます。
プラハ動物園は年間を通じて、解説付き餌やり、ガイド付き動物園ツアー、「動物園飼育係」と呼ばれる特別プログラムや、その他子供向けの体験プログラムをオファーしています。またシーズン中に実施される夜の動物園ツアーも人気を呼んでいます。
生存を支援
プラハ 動物園は、専門家の間では、長年に渡ってモウコノウマを飼育し、その原産地、広大なモンゴル平原での再野生化に成功していることで知られています。この威風堂々たる動物の保護プログラムはここプラハで開始され、プラハで飼育された群れが、現在モンゴルに生存する多くの野生馬の基盤を形成しているのです。