プラハの必見のカフェ
プラハは、カフェの数が最も多い都市です。ブルノも負けてはいませんが、それについては後で詳しくご紹介します。プラハには、アルベルト・アインシュタインやフランツ・カフカなど、著名人が通った歴史あるカフェがあります。そのひとつが、国立劇場近くナーロドニー・トゥシーダ(Národní třída)にあるカフェ・ルーヴル(Café Louvre)です。1902年にオープンして以来、ずっと同じ場所で営業しています。チェックのズボンをはいたバリスタではなく、プレスされたシャツに黒い蝶ネクタイをしたウェイターとウェイトレスが働いていて、昔ながらの美しい雰囲気が漂っています。もうひとつの歴史あるカフェは、市民会館の近くにあるグランド・カフェ・オリエント(Grand Café Orient)です。世界で唯一のキュビズム建築のカフェです。
また、コーヒーそのものが好きで、小さな焙煎店や特定の農園から直接仕入れたおいしいコーヒーを求めるなら、プラハには多くの選択肢があります。デイヴィツェ(Dejvice)にあるミースト・カフェ(Místo café)はいかがでしょう。プラハの小さなコーヒー焙煎店、ダブルショット(Doubleshot)のコーヒーが飲めます。それとも、コーヒーをお持ち帰りしたいですか?デイヴィツェにあるカフェマット(Kafemat)は、最高のカプチーノを作ることができると言われています。ヴィノフラディ(Vinohrady)にある有名な焙煎店ラ・ボエム・カフェ(La Bohème Café)のショールームとメインカフェでは、穏やかな雰囲気と最高級のコーヒーを楽しむことができます。雰囲気のいいカフェも好きですか?本物志向で居心地の良さを求めるなら、フラッチャニ(Hradčany)のノヴィースヴィエト(Nový svět district)地区にあるカヴァールナ・ノヴィー・スヴィエト(Kavárna Nový Svět)カフェは外せません。小さなスペースで、家族経営で、おいしいコーヒーと、手作り料理が楽しめます。ツックラールナ・アルキミスタ(Cukrárna Alchymista)はプラハで最も美しい緑の庭があり、格別な静けさと美味しいコーヒー、そして手作りのお菓子が味わえる場所です。チェコだけでなく、コーヒーの歴史に特化したコーヒー博物館も併設されているので、行った際には立ち寄ってみてください。
ラグジャリーをお好みなら、プラハのCafé Savoyがお勧め。プラハのカンパ島、ヴルタヴァ川、ペトシーンの展望台の眺めを楽しめる場所にあります。ヒップスター達に人気なのがホレショヴィツェのヴニトロブロック(Vnitroblock)。60年代のかわいらしくカラフルなデザインのファンであれば、マーネス通りにあるKaabaに行ってみてください。更に特別な経験になること間違いなしの喫茶店は、鉄道の中央駅にあります。繊細なリコンストラクションを経て営業を再開したファントヴァ・カヴァールナ(Fantova Kavárna)です。プラハにはBitcoin Coffeeもありますし、ヴェリフ邸(Werichova vila)にあるIF Caféにはトップクラスのパティスリーと焙煎場があります。ここでは自ら厳選した焙煎豆を味わえるだけでなく購入も可能。家に持ち帰って友達や家族と楽しむこともできます。
ブルノはどうだろう?
ブルノのコーヒーシーンはプラハの足元に及び始めています。首都プラハと第二の都市、南モラヴィア州のブルノとでは、どちらがより良いカフェがあるかという議論もあるほどです。その判断はお任せするとして...。さて、ここで最高のカフェのリストを紹介しましょう。しかも、いずれも街の中心部から徒歩圏内にあります。カフェインに強い人なら、全部試してみてもいいかもしれませんね。あるいは、少なくともそのうちのいくつかを試してみてください。コーヒー・バー・ミミカ(Coffee Bar Mymika)は、モラフスケー広場(Moravské náměstí)に最近できたカフェです。
一方、ドミニカーンスケー広場(Dominikánské náměstí)のスコッグ・アーバン・ハブ(SKØG Urban Hub)は、北欧風で知られ、長年モラヴィア地方のトップカフェの1つとなっています。カフェッツ・ブルニェンスキー(Kafec Brněnský)は、朝のワッフルの絶品店として知られるカフェです そして、カプチーンスケー広場(Kapucínské náměstí)にあるモノグラム・エスプレッソ・バー(Monogram Espresso Bar)は、街で一番小さなカフェで、テーブルが1つしかありませんが、ここのエスプレッソは完璧です。カヴァールナ・プンクト(Kavárna Punkt.) は、ブルノの名店の代表です。ヴィーガンの方も大歓迎ですよ。その他にもたくさんのオリジナルカフェがあります。たくさんのお店からお気に入りを見つけてくださいね。
最高の朝食を味わい、宿泊もできてしまう素晴らしい場所がCafé Placzekです。
カルロヴィ・ヴァリのレーカールナ(Lékárna)
西ボヘミア地方の温泉地カルロヴィ・ヴァリの中心部にあるカフェレーカールナ(Lékárna)は、地元の人たちだけが求める場所ではない。カルロヴィ・ヴァリにある焙煎所「シティー・ロースターズ(City Roasters)」のコーヒー、素晴らしい人々、そしてDJテーブルは興味深い組み合わせですが、何よりも、本来のスタイルで用意された素晴らしいコーヒーは格別です。
リトミシュルは東ボヘミアにある小さな町ですが、本格的な建築と質の高いグルメを楽しむことができます。スメタノヴォ広場(Smetanovo náměstí)のカフェミスル(Kafemysl)や、その近くにあるチョコ・カフェ(Chocco Café) を訪れてみてください。どちらも居心地の良い環境とグルメなカフェ、スイーツが期待できますよ。
南モラヴィア州のズノイモは、ブドウ栽培の中心地として知られています。しかし、そこでは他の素晴らしい飲み物も歓迎しています。街の中心部にあるカーヴァ・ナ・クノップ(Káva na Knopp)では、美味しいコーヒーを飲むことができます。このカフェのオーナーは、バーテンダーからバリスタに転職し、コーヒーと一緒に自家製のお菓子も出しています。
私たちのコーヒーブームは、西ボヘミア地方の街プルゼニュも見逃せません。ウォルター・カフェ(Walter café) では、ベルリンの ファイブ・エレファント(Five Elephant) が焙煎したコーヒーを提供しています。エスプレッソまたはドリップコーヒーはいかがですか?そしてキャラメルクレープからエッグベネディクトまで、おいしい料理もあります。
まだまだあります:
コーヒー通の旅はまだ続きます。お次はカルロヴィ・ヴァリの温泉地。ロマンチックなホテルGrandhotel Puppの、カルロヴィ・ヴァリ映画祭でハリウッドのスターたちが腰かけるソファに座って、コーヒーを飲み美味しいものを頂くことができます。UNESCO文化遺産に指定されているクトナー・ホラの町では、現代美術の美術館GASKで芸術に浸りながらコーヒーを味わいましょう。温泉町ルハチョヴィツェ(Luhačovice)ではルハチョヴィツェ焙煎所(Pražírna Luhačovice) を訪れるのも一興です。コーヒーの種類には店独自のものがあり、焙煎の仕方も独特。スタッフが丁寧な説明と共にコーヒーを選びつつ、あなたのお好みにピッタリなコーヒーを提案してくれます。ルハチョヴィツェ近くには、バチャ(Baťa)と靴づくりの歴史ある町もあります。この町、ズリーン (Zlín) は学生の町でもあり、おかげで常に新しい店舗が生まれています。そのうちの1つが、かつてのバチャ靴工場の中にあり緑あふれ製パン分野も持っているコーヒーショップ、「ひとふで」。店の名前もお洒落です。
もう1つのティピカルな学生の町はオロモウツ。ここへはプラハ、ブルノ、ウィーン、オストラヴァから列車でのアクセスが良い場所です。オロモウツのカフェはどれも素敵ですが、特に良いのがカフェ・コンヴィクト。17世紀のバロック様式のイエズス会寮の中にあります。
最後にもう1か所ご紹介。どの喫茶店より本当の意味で抜きんでているところです!オストラヴァのボルト・カフェ(Bolt Café)は、世界を見渡す最高の眺めがあるコーヒーショップです。ドルニー・ヴィートコヴィツェ(Dolní Vítkovice) のエリア内にある天空のコーヒーショップは、80メートルという他にはない高さからオストラヴァの工業地帯だけでなく近隣のベスキディ(Beskydy)山地を見渡すことができます。