ビーラー・オパヴァ渓流の美に触れる
全長6キロメートルのビーラー・オパヴァ自然遊歩道は数多くの橋、階段、滝のすぐそばにある吊り橋を通るコースです。最大の滝は高さが約8メートルあり、滝と早瀬を含む40メートルの渓流瀑区間では高低差は20メートルを越えます。ビーラー・オパヴァ渓谷には、針葉樹林の中の神秘的な場所、早瀬、階段状に連続する滝、岩石だけでなく、深い沼沢地と露頭なども形成されています。当地ではまたイェセニーキ山地の有名なトウヒを観察することができます。イェセニーキ山地のトウヒは、細く円柱形のこずえが斜め下に向かっておりSの文字の形をしている枝が特徴です。
プラディェット山からチェルヴェノホルスケー・セドロ、そしてヴジェソヴァー・ストゥダーンカへ
イェセニーキ山地最大の名所といえば間違いなくモラヴィア地方の最高峰プラディェット山です。ガラス張りの展望台からは、スニェシュカ山、クラーリツキー・スニェジュニーク山、それにベスキディ山脈をみはるかすことができます。ドロウヘー・ストラーニェ揚水発電所の上部貯水池のつややかな水面の眺めも見事です。プラディェット山からチェルヴェノホルスケー・セドロへのハイキングもお勧めです。チェルヴェノホルスケー・セドロに行くには、まずヂヴォカー・デスナー川(「ワイルド・デスナー」の意)の谷を目指し、ヂヴォキー・ドゥール谷を降りていきます。渓流が轟音を発しながら階段状に流れる渓谷があり、川の名前通り野生のままの手付かずの自然の美をお楽しみください。
もう一つのお勧めのコースはシュヴィーツァールナ山荘を経由するコースです。シュヴィーツァールナは牧場から改築された山小屋です。チェルヴェノホルスケー・セドロの山小屋を出発し奇跡の水があるヴジェソヴァー・ストゥダーンカ(「ヒースの井戸」の意)に向かいます。ヴジェソヴァー・ストゥダーンカの水を飲んだ鹿の怪我が治り、おかげで猟師から逃げることができたという言い伝えが残っています。ヴジェソヴァー・ストゥダーンカではヴォスカ山とケプルニークの堂々とした山塊の眺望をご堪能ください。
周辺の観光地
レイヴィース自然保護区の自然を通して人間があくまでも脇役である世界を窺い知ることができます。レイヴィースには珍しい動植物が生息しており、二つの綺麗な湖沼を擁するモラヴィア地方最大の湿原地帯もあります。ハイキングにもサイクリングにも理想的な基点であるリフレビ山地はニーズネロフ滝とシャファージョヴァ・スカーラ岩石で有名です。温泉町カルロヴァ・ストゥダーンカのピトニー・パヴィロンでは治療効果のある源泉水を飲んでリフレッシュしてください。当地のどの源泉も偉大な人物にちなんだ名前が付いています。