積極的に体を動かすことがお好きな方には、道標の設置されたスニェシュカ山登山道がお勧めです。このハイキングコースを進んで行くと、クルコノシェ国立公園の見事な眺望が開けてきます。クルコノシェはその厳しい気候と過去の氷河の存在から北欧の自然を彷彿させます。もっと楽に山頂に行きたいという方は、ペツ・ポト・スニェシュコウからロープウェイが利用できます。30分弱の乗車でさらに700メートルほど上に登ることになります。
思い出に残るチェコの「6000メートル級」の登山
スニェシュカ山はもう何世紀にもわたって登山者の人気スポットになっています。最古の登頂記録は1456年に遡り、あるヴェネツィア商人が宝石を求めて山頂まで登ったと伝えられています。その百年後、スニェシュカ山の標高を計測しようとシレジア地方出身の人文主義者が登頂しました。彼の計測はなんと標高5880メートルという結果でした。この数字は今では笑い話にすぎませんが、爽快な登山体験や素晴らしい自然を満喫しながら健康的に体を動かす喜びには今も昔も変わりありません。
絵葉書は忘れず送る
チェコ最高峰の山頂には何もなく誰もいないと想像なさる向きもあるかもしれませんが、実際のところは正しくありません。山頂では数軒の建物をご覧になれます。宇宙船の様な形の気象観測台、円形の木造建築の聖ヴァヴジネツ礼拝堂、そして新たに設置された郵便局があります。ここの記念スタンプを押した絵葉書をぜひ親しい方々に送付なさってください。
クルコノシェを満喫する
もう景色は思う存分楽しんだという場合には、クルコノシェの自然探訪ハイキングに繰り出してください。クルコノシェ山脈では道標の設置されたハイキングコースが数多く整備されています。人気のハイキングコースは美しい山間湿地を通って、一息つくことができる山荘のルチュニー・ボウダまでのびています。ここでは夏場は何かさっぱりとしたものを取り、冬場はホットワインで体を温めるのがよいでしょう。チェコ有数のスキーリゾート地シュピンドレルーフ・ムリーンやホルニー・マラー・ウーパもお勧めの観光スポットです。