歴史的記念物、ビールやワイン、それに文化的なイベントを楽しみになさっている方は、ビールとホップの町ジャテツか、カダニュのカット通り(死刑執行人通り)、もしくはボヘミア中央山地の南の入口の町ロウニに足を向けてください。周辺旅行の際には、要塞都市テレジーンや、クラースニー・ドゥヴールやプロスコヴィツェのお城に立ち寄るのもお忘れなく。
情趣あふれるリトムニェジツェ
ゴシック様式やルネサンス様式、バロック様式で建てられた建物を見るだけで、リトムニェジツェの歴史的な栄光が見えてくるはずです。この町には司教座が置かれており、同時にワイン醸造の中心地でもあります。歴史あるワインセラー、教会、博物館、ギャラリーなど、見どころには事欠きません。リトムニェジツェは、この町出身のチェコのロマン派の詩人カレル・ヒネク・マーハに愛された町としても有名です。マーハは作品を書く際に、特にリトムニェジツェを含むウースチー地方からインスピレーションを受けていたといわれています。街中のドームスキー・パホレク(「大聖堂の丘」)と記念山岳ジープ山を見渡せる城壁上の通路を散歩することもできます。
ベスディェス城から見たマーハ湖
城の中の王。往時の姿を今もきれいに残しているベスディェス城は、このように呼ばれています。このお城からはマーハ湖が一望の下に見渡せます。情趣の漂うこの湖には四つの湖水浴場が設置されていて、スポーツや娯楽などに利用されています。ハズンブルクも見逃せない場所です。聳え立つ二本の塔のシルエットは何十キロメートルも離れた所からでも目に飛び込んできます。
その後は、自転車に乗ってココジーン地方へ
ボヘミア中央山地から、ココジーンのお城を擁する砂岩からなる奇岩の地、ココジーン地方はそれほど遠くありません。またリベレツの町の旧市街に出かけて、ネオルネサンス様式の美しい市庁舎に息を呑み、貴重なホワイトタイガーで有名な動物園に立ち寄ることも可能です。岩石都市で訪れる人びとを魅了するボヘミアン・スイス(国立公園)に足をのばしたり、ムニェルニーク産の美味しいワインを味わったりするのも悪くありません。