プラハから北、ボヘミア中央山地の多くの丘が連なるロマンティックな風景の中、都市計画城また景観的にも独特な位置にある村に、価値ある伝統的民俗建築の一群があります。木造、木骨造、レンガ造りなど様々な造りの家が集まっているのです。ここを訪れてみると、前世紀にチェコの村の人々がどのように生活していたか、何に従事していたのかを知ることができます。  
野外博物館の基本部分は、ボヘミア中央山地の丘の間に縫い込まれた、昔の村です。村の中心とその周辺でも特に価値ある建築物が展示のために使用されており、それらの建築物へ時間をかけて細かい品々が運び込まれていきました。村の中で目につくのは1695年に作られたバロック様式井戸で、ウースティ―・ナド・ラベム近くの村から運び込まれたものです。木造2階建ての建物は、ユニークな果物乾燥室がある農家の家屋での、人々の生活と労働に思いを馳せるための建物群のうちの1つです。

レンガ造りの家は19世紀半ばに建てられたもので、貴重な小物とともに昔の村の店を紹介しています。小さな水車もユニークです。水車小屋の居住空間は木造の船着き場をもち、これもまた木造の2階建ての建物になっています。見学の際には昔の村の学校を展示したものや、聖マグダラのマリア教会もご覧ください。
 
ボヘミア中央山地とルジツケー・ホリの山々
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ボヘミア中央山地とルジツケー・ホリの山々

火山性の山地、常ならぬ形状の地形、火山活動によって生まれた扇状地、溶岩性の玄武岩の層。これが、世界創造の現場に立ち合っているかのような感覚に捉えられるボヘミア中央山地です。ハイキングとサイクリングのコースが張りめぐらされているルジツケー・ホリ(ラウジッツ山地)にも足をのばして民俗建築の魅力にも触れてみてください。
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