プラハ
ハート・オブ・ヨーロッパ、世界でも最も美しい都市の一つ、ヴルタヴァ川(Vltava)の畔に立つ建築学の宝庫などなど、チェコの首都・
プラハを称える言葉は尽きません。この町はまた、芸術家の永遠のインスピレーションであり、
ユネスコの百塔の遺産、独特の雰囲気を持つ
壮厳な、そして
ちょっぴり神秘的な町でもあります。プラハで必見の場所としては、観光客に最も人気のある
カレル橋、
プラハ城、そして
旧市街天文時計などが挙げられます。
カルロヴィ・ヴァリ
源泉ほとばしるコロナーダが立ち並ぶ町、そしてごく普通の休息からウェルネス、散策、そしてレクリエーション・スポーツまで、思い浮かぶ限りの休暇の過ごし方が楽しめる町、それが
カルロヴィ・ヴァリ(Karlovy Vary)です。当地の温泉は、既に18世紀に世界中で知られるところとなっていますが、以来観光客の足は途絶えることなく、今日カルロヴィ・ヴァリは
欧州で最も有名な温泉地の一つとなっています。
ボヘミアン・スイス(České Švýcarsko)
ボヘミアン・スイス国立公園(Národní park České Švýcarsko)は、国立公園としては国内最小のものですが、それは規模の話。その存在意義は絶大です。観光客はここに生息する珍しい植物、動物を目にすることができるほか、
独特な奇岩に囲まれた道を歩き、時として岩の割れ目を抜けるというユニークな体験もできるのです。また
フジェンスコ(Hřensko)では渓谷の川下りも是非ご体験ください。
チェスキー・クルムロフ
複雑な曲線を描いて交差する中世の小道、色鮮やかな家々の切妻屋根、ロマンチックな街角、ヴルタヴァ川を見下ろす
壮麗な古城、カフェや中世の居酒屋、展覧会、コンサート、フェスティバル…などなど、これら全てが凝縮された場所、それが
チェスキー・クルムロフです。この
神秘的な雰囲気に溢れた町は、1992年にユネスコ世界文化遺産に登録されています。
カルルシュテイン城
神聖ローマ帝国皇帝、チェコ国王カレル四世の不落の城・カルルシュテインは、
戴冠宝物や、聖遺物、国家の公文などを
保管する場として建てられたものです。ちなみに当時は、王の公務、あるいは神学的思案を乱さないよう、女性の入城は禁じられていたとか。今日城は
プラハの近くという絶好のロケーションから、午後のエクスカ―ジョンに最適の場所となっています。
カルルシュテインは、プラハの中心部から列車でわずか30分の距離にあるのです。
ブルノ
ブルノは、チェコ第二の都市、国の東部・
モラヴィアの中心地です。
シュピルベルク城、そしてユネスコの世界文化遺産に指定されている機能主義の
トゥーゲントハット邸をはじめ、この町でも数多くの名所旧跡がみられます。またブルノはカフェの町としても知られており、町の中心部、繁華街には
おしゃれな雰囲気の喫茶店が何十軒と並んでいます。
レドニツェ=ヴァルチツェ地区
南モラヴィアの
レドニツェ=ヴァルチツェ地区は、
ユネスコ世界文化遺産に登録されている、公園風に整備された広大な地区。ボートでのクルージング、乗馬、サイクリング、馬車での散策、あるいはスケートのほか、ワイン試飲ツアーや、森の中にひっそりと佇むロマンチックなコロネード、小さな城館の探索、
パーラヴァ(Pálava)の丘散策、あるいは温泉で一休み…などなど、これら全てが楽しめる場所、それがレドニツェ=ヴァルチツェ地区なのです。
チェスケー・ブジェヨヴィツェ
ヴルタヴァ川の畔に位置する
南ボヘミアの中心都市、
チェスケー・ブジェヨヴィツェでは、数百年の歴史が感じられる名所旧跡の見学はもちろん、
ヨーロッパ大陸初の馬車鉄道を体験したり、あるいは有名な南ボヘミアの鯉料理や美味しい
ブドヴァル・ビールを試したりと、観光客は様々な楽しみ方を満喫することができます。
アドルシュパフ岩石都市(Skalní město Adršpach)
東ボヘミアのブロウモフ地方(Broumovsko)には、アウトドア派に最適のスポットが用意されています。
アドルシュパフ=テプリツェ奇岩群(Adršpašsko-teplické skály)は、既に18世紀より観光客、そして隠者をも惹きつけてきた、中央ヨーロッパ最大にして、最もワイルドな場所です。ここでは
またブロウモフのバロック式修道院にも是非お立ち寄りください。
フルボカー・ナド・ヴルタヴォウ城
南ボヘミアの
フルボカー城は、
歴史とロマンがお好きな方には最適の場所。城の現在の外観は、シュワルツェンベルク家の改築により得られたものです。フルボカーはしばしばチェコで最も美しい城とされています。
オストラヴァ
北モラヴィアの中心都市で、チェコ第三の都市・オストラヴァには、ユニークな
工業地跡、漆喰なしの煉瓦造り、木骨造りなどの
珍しい建物のほか、余暇を過ごすための様々な施設がみられます。中でも近年特に人気を呼んでいるのが、いわゆる
下ヴィートコヴィツェ地区(Dolní oblast Vítkovic)の技術博物館です。
チェスキー・ラーイ
チェスキー・ラーイ(Český ráj)が、その自然美と歴史的遺産とのコンビネーションにより、現在の地域の名称となったのは、19世紀後半のことです。チェスキー・ラーイの自然美の価値は、1955年に当時のチェコスロバキア国内で最初の自然保護区に指定されたという事実が証明しています。
シュマヴァ国立公園
緑が薫る森と野原、世界の果てまでも続くような峡谷、湿地、氷河湖、そして地平線一帯に連なる山々…これが誰もが思い浮かべる、国立公園としての
シュマヴァ(Šumava)のイメージです。しかしながらここには古城、ロープ・パーク、博物館などの見所もあり、もちろんホテル、ペンションも用意されています。南ボヘミアは自然と名所の宝庫なのです。
マリアーンスケー・ラーズニェ
西ボヘミアの世界的に有名な温泉町カルロヴィ・ヴァリからさほど遠くないところに位置するのが、やはり有名な温泉町
マリアーンスケー・ラーズニェ。ここには壮麗な温泉館、百を超える源泉、19世紀の鋳鉄製ネオバロック式コロネードをはじめとするコロネード群、そして劇場、市立博物館、展望台、「歌う噴水」、岩塩坑、その他数々の史跡、記念碑がみられます。
クロムニェジーシュの城と庭園
クロムニェジーシュ(Kroměříž)の
大司教城館および城下庭園(Podzámecká zahrada)、花の庭園(Květná zahrada)は、1998年にユネスコ世界文化遺産に登録されました。ここを訪れる者は誰もがその規模に圧倒され、その美しさに魅了されます。特に新しくオープンした、
バロック式の花の庭園はまさに圧巻です。
ロケット(Loket)
岩山に位置し、三方をオフジー川(Ohří)に囲まれているこの西ボヘミアの町には、バロック式の三位一体像を中央に擁し、数々の歴史的建築物に囲まれた美しい広場があります。しかしながらこの町の中心は何と言っても
ロケット城です。高さ26mの城の塔からは、周辺の素晴らしいパノラマ景色が望めます。
ミクロフ
南モラヴィアのミクロフ(Mikulov)ほどロケーションに恵まれた美しい町は、世界広しと言えどそれほどないでしょう。パーラヴァ丘陵の南端に位置するこの町は、四方を
葡萄畑に囲まれていますが、それもそのはず。ここはワイン地方の中心地で、歴史的な街路散策も、そして
ミクロフ城見学も、ワインなしにはあり得ません。それだけでもミクロフを訪れる価値は十分にあると言えるでしょう。