チェコ国内のアミューズメントパークは、シーズン開始前も休まず、着々と今年の新しいアトラクションを準備していたようです。ここでは皆様に、子供たちとともに遊べる場所ベスト選をご紹介いたしましょう。これまで二の足を踏んでいたという子供たちも、ドルニー・モラヴァ、あるいはリプノを経験すれば、連れて行ってくれたご両親に感謝すること間違いなし!
ドルニー・モラヴァに新たなアトラクション登場 ― 雲の上と地面の下
- リラックス&スポーツ・リゾート「ドルニー・モラヴァ」は、年中休む間もありません。最後のスキーヤーがつい数週間前に去ったと思ったら、もう春、夏の新アトラクションの準備です。子供たちに最も人気のある森の小屋、迷路あり、そしてツリー・トンネルありの森の公園では、拡張作業が進められており、また新たに登場する雲の小道では、様々なアトラクションが用意されています。マンモスのウォーター・パークにも新しいアトラクションが追加されました。ロープ・パーク近くのサイクリングロード脇に、新たに砂の世界が誕生したのです。これは巨大な砂場を彷彿される公園で、例えば地下道、マンモスの骨が埋まった発掘所、砂金採り場、砂を運ぶ列車、ベルトコンベア、あるいは回転式コンベアなどが用意されています。今年から、ロープウェイの上側の停留所「スニェジュニーク」横で、キックボードのレンタルが開始され、またマルツェルカ小屋では、キックなしでの最高走行距離85 kmの電動キックボードもレンタルされています。更に忘れてはならないのが、スタミフマン・ロード。スタミフマンは、あまり知られていませんが、一種の山の精で、クラーリーツキー・スニェジュニークと壮大なイェセニーキ山地を守っていると言われています。ここではこのスタミフマンについて、様々な知識を得ることができます。
- ドルニー・モラヴァから少し行ったところには、ヴェルケー・ロスィニという町がありますが、ここでは大人たちは温泉の伝統を満喫することができますし、一方子供たちは、例えば紙の手作りの様子を見学することができます。ヴェルケー・ロスィニは、チェコ国内で最も古くから手作業の製紙が行われている町で、この作業場は現在もなお機能し続けています。
ミラクルム公園の森の村は、プラハからほんの1時間の距離
- アミューズメントパーク「ミラクルム」は、チェコでお子様連れのご家族に最も人気のある場所の一つ。ここでも毎年新しいアトラクションが加わり、拡張され、またお客様向けのサービスも更に改善されています。今年登場する新たな呼び物は、5月にその門を初めて開放する森の村。ここには魅惑的な塔や数多くの地下道、通路が用意されています。シーズン中にはこれに更にロープ・パーク、あるいは新しい巨大トランポリン、そして自然のチュービング・コースが徐々に加わっていき、また水の世界、そして軽食スタンドも拡張されます。ミラクルムは、夏の期間中は毎日オープン、10月以降の冬季は週末のみ開園となります。パーク・ミラクルムはプラハから車でわずか1時間の距離にあります。
- パーク・ミラクルムからさほど遠くないところには国営のロウチェニュ城がありますが、ここもまた冒険好きにはたまらない場所となるはず。城内の庭園には、新たにロイヤル・ラビリンス(迷路)が整備されたのです。これが今年オープンとなっているのは、決して偶然ではありません。2016年はチェコが最も敬愛する国王、カレル四世の生誕700年目にあたり、国内各地でその祝祭行事が行われますが、この迷路もこれを記念して建てられたものなのです。こうしてロウチェニュでは、歴史をいささか娯楽風に楽しみながら体験できるようになりました。
リプノでスポーツ体験
- 貴方の関心がどちらかというとチェコの南部に向けられており、更にスポーツなら何でも好きというお子様をお持ちであれば、是非リプノへお出かけください。ペンション、ホテル、キャンプ場のほか、ここにはアクアパーク、ボブスレー場、そしてバイクパークなどもあります。また特に人気を呼んでいるのが、ツリートップ・ウォーク。木の根元からてっぺんまで、コースは全てバリアフリーなので、どなたにもご利用いただけます。橋の先には展望台があり、そこから地上へは例えばスライダーで降りることもできます。また2016年はオリンピックの年。リプノにはオリンピック公園が造られ、ここに設置される大型スクリーンで、何千キロも離れたリオデジャネイロとその雰囲気を間近に感じることができるようになります。