1. コトヴァ・デパート(プラハ)
特に価値ある歴史的文化財から歩いて数分の場所、プラハ中心部にあるデパートのコトヴァは、ブルータリズムのアイコニックな例と言えます。6角形のセグメントを組み合わせてなるモジュールデザインで、建物全体に典型的な暗い色を備えています。現在、建物は改修工事のため入ることができません。ですがコトヴァの建物はプラハ散歩の起点としてはうってつけです。市民会館、旧市街広場を巡り、ヴルタヴァ川の岸辺までのコースがお勧めです。
2. 国民博物館新館(プラハ)
この建物は、チェコやチェコスロバキア時代に起きた大きな歴史的事件の証人です。元々は政府の議場であったものが、革命後はヨーロッパ自由ラジオの拠点となり、現在は国民博物館によって歴史、企画展示、子供用特別展示を行う場となっています。ヴァーツラフ広場や国民博物館に隣接。1階にはビストロとレストランを併設しています。
3. 住宅文化ハウス(DBK、プラハ)
もう1つのブルータリズム建築の代表格は、またもプラハにあります。地下鉄ブデョヴィツカー(Budějovická) 駅に直結するモダンなオフィス街にある建物です。ショッピングセンターDBKの目を引く特徴は、内装に使われた赤い色、8か所の中二階をエレベーターで結ぶ手法です。
4. Fairmont Golden Prague Hotel (プラハ)
プラハの中心地にある、かつてのインターコンチネンタル・ホテルは、中欧ブルータリズム建築の特徴をよくとらえた代表格です。近隣には旧市街広場、高級ブティック街のパリ通りがあり、ヴルタヴァ川の美しい眺めを楽しめることで常に有名なホテルでした。現在はその建築様式を保存するために改修工事中です。
5. 国民劇場・新館(プラハ)
プラハにある国民劇場の新館は、国内ブルータリズム建築の中でも特に際立った作品の1つです。特徴は大きな吹きガラスブロックからできたファサード。このガラスが建物全体の印象を印象付け、光線の具合によって違う表情を見せます。また、内部は簡素でありながら、印象的なデザインを備えるマルチファンクションな内装となっています。ビストロを備えるカフェがあり、ここからナーロドニー・トシーダが良く見えます。
6. バランドフ橋(プラハ)
毎日数千台の車が通過する首都の幹線道路です。ヴルタヴァ川にかかっており、国内で最も交通量が多い場所となっています。首都環状線の一部ですので、プラハを車で移動する際にはこの橋を通る機会があることでしょう。
7. ホテル・テルマル(カルロヴィ・ヴァリ)
カルロヴィ・ヴァリの町中、温泉を巡るプロメナードの上にそびえるように立つアイコニックなホテル・テルマルは、西ボヘミア地方の有名な温泉街の目印的な存在です。ホテルは会議場や屋外プールを備え、プールからは温泉町や近隣の自然を見渡すことができます。ホテルは宿泊だけでなく温泉治療も提供しており、内装は建設当時からの素晴らしいデザインを残しています。夏にはカルロヴィ・ヴァリ国際映画祭のメイン会場となる場所です。
8. ギャラリー・モリッツ(オロモウツ)
ショッピング・ギャラリーのモリッツ(Moritz) は、オロモウツの町の目印的存在の1つです。緑のコンクリート、堅牢なライン、典型的簡素さで目を引きます。この美しい学生の町の中心では、国内2番目に古い天文時計(上広場の旧市庁舎北側にあります)やUNESCOの文化財指定を受けているバロック様式の聖三位一体柱をお見逃しなく。その正面には芸術的観点から特に美しい噴水の一つがあります。他にはない画像を撮影するにはお薦めの場所です。