ズノイモの周辺には、ブドウ園、ワインセラーや教会が点在しており、調和のとれた風景が特徴的です。主なワイン産地の村として、バンチツェ(Bantice)、ドブシツェ(Dobšice)、イヴァンチツェ(Ivančice)、レホヴィツェ(Lechovice)、シャトフ(Šatov)などその他にも多くあります。また、現在も世代から世代へと歴史ある生きた伝統が受け継がれている地域でもあります。ズノイモは、モラヴィア地方で最も多くの文化遺産の数を誇る町でもあります。
驚きに満ちた地下迷宮
神秘的なエネルギーに満ちた世界を体験するには、ズノイモの地下に隠された4階建、全長30kmもある中欧最大の地下道の見学がお勧めです。童話のキャラクター、錬金術師の仕事場や、牢獄の独房などが展示されています。急な崖の上に聳えるズノイモ城、またはゴシック様式の修道院の観光も大変お勧めです。ズノイモ近郊にあるロウカ修道院は、12世紀に建てられて以降数世紀に渡り中央ヨーロッパで最も重要な修道院で見どころの一つです。またズノイモには、プシェミスル家が南側の国境を守るために建てた要塞ビートフ城もあります。チェコスロバキアの要塞シャトフも一見の価値があります。
ズノイモはサイクリングにも最高
この地域のワイン生産の歴史は、ローマ皇帝ヨハン・フォン・ルクセンブルクが1326年にズノイモの町に塩とブドウの取引を許可したことが始まりで、最初のブドウ畑が作られました。この地域には、人気のワイン街道があり、美しい田園風景を眺めながら、サイクリングを楽しむこともできます。ズノイモのワイン畑の遊歩道は、ホスチェラヂツェ(Hostěradice)や、モラフスキー・クルムロフ(Moravský Krumlov)の近郊へ通じています。
他の観光スポット
サイクリングロードでは、川の渓谷地帯のロマンティックな風景が広がるポディイー国立公園の周辺を爽快に走ることができます。特有の川の蛇行そして岩山の独特の景観が大変見事です。また、ユネスコ世界遺産に登録されているレドニツェ=ヴァルチツェ地区や、ズノイモの有名なブドウ収穫祭も見逃せません。