鉱山地域カハンは南モラヴィアの美しい田園風景に囲まれています。ここでは、冒険、技術そして歴史を満喫することができます。この地の名前が示すように、地域の美しい景観に加えて、中央ヨーロッパで最も深いボアホール採掘場があり、チェコ国内最古の鉱山地帯でもあります。11の美しい鉱山村から成るカハンで、鉱夫とその手伝い人達の生活の様子を見学することができます。
鉱山地域カハンでは、鉱山で使用されていたランプを見れば、その労働がいかに過酷であったかを窺うことができます。この地方全体は、盛んであった石炭採掘の影響を受けながら、多くの鉱山シャフトや、いたるところに塔が並び、その中でもズビーショフ・ウ・ブルノのシムソン塔とヘンリー二世塔は見事です。美しいルネッサンス様式のオスラヴァニ城にある博物館では、常時展示されている採掘の歴史について学ぶことができ、また、ハイキングやサイクリングで鉱夫や、手伝い人が出てくる自然歩道は子供や大人に人気です。ワインセラー以外でも、モラヴィア地方ならではのものを経験できます。
おとぎの国のおもちゃ屋ズビーショフ
ズビーショフ・ウ・ブルノ(Zbýšov u Brna)は、カハン鉱山地域の一部であり、堂々とそびえる塔と地下深く掘られた鉱山のシャフトだけではなく、子供も大人も夢にいるかのような気分になれる、狭いシャフトを走っていた列車の博物館も魅力的です。復元された歴史的な列車は、シャフト内で人や物資を運ぶ為に使われていたもので、一見巨大なおとぎの国のおもちゃのようにも見えます。幼少時代に夢見たの列車で、魅惑的なモラヴィアの田舎を走り抜けながら、快適で美しい景観を楽しむことができます。
モラヴィア地方最大の都市ブルノ
ブルノの中で最も有名な建物として、シュピルベルク要塞、ペトロフの上にある、聖ペトロ聖パウロ大聖堂、そして、ユネスコ世界遺産にも登録されており、新たに改修工事が行われた機能主義のトゥーゲントハット邸宅があります。また、ブルノでは主要な国際展示会や見本市が開催されています。車愛好家には、マサリク·サーキットで行われる伝統的なグランプリもお勧めです。