クルコノシェメインコース
冬のクロスカントリーのメッカは、やはり何と言っても
クルコノシェ。クルコノシェ山脈を端から端まで横断しているのが、その背骨ともいえる
全長71 kmの
クルコノシェメインコースです。このコースは
更に500 kmのサブコースや円周コースへとつながっています。クルコノシェ山地の中央部、
シュピンドレルーフ・ムリーン周辺は、最も積雪状態が良く、国際スキー連盟認定競技場、ミーシェチキ・クロスカントリー・ルートなどで自分の腕を試すことができます。メインコース周辺には様々な宿泊施設もあります。その代表的なものは、
スニェシュカ山頂付近にある「
ルチニー・ボウダ」、「
ラプスカー・ボウダ」などです。
イゼラメインコース
リベレツの近くに位置し、全長180 kmを超えるクロスカントリー・コースがある
イゼルメインコースは、チェコ国内で年間利用者数の最も多い場所となっています。スタート地点として、
ベドジホフ、イゼルカ、あるいはスムニェダヴァなどが有名です。コース周辺には宿泊施設や、食事を提供する山小屋が軒を並べています。その中でも特に観光客の人気を呼んでいるのが、
大統領の山小屋、シャーマルの山小屋、そしてコテージ・スムニェダヴァです。また、イゼラは、毎年開催されるクロスカントリー・レース「
イゼル50キロ走」の舞台としても知られています。
ボジー・ダル
クルシュネー山地、
クリーノヴェツ近郊のボジー・ダルには、
全長120 km以上の完璧に整備されたクロスカントリー・コースがあります。この地方は比較的早く降雪があるため、シーズン開始時期には既にクロスカントリーに理想的な条件が整っています。またこの地は、チェコが生んだクロスカントリーの名スキーヤー、ルカーシュ・バウエル選手の練習場所としても知られています。
シュマヴァメインコース
シュマヴァ・スキーメインコースは、
シュマヴァ山地を
ジェレズナー・ルダから
リプノまでを横断する
全長140 kmのルートで、更に400 kmの整備済みクロスカントリー・コースへとつながっています。メインコースからは、
モドラヴァやザドフなどの素晴らしい景観を楽しめます。ザドフは、チェコのクロスカントリー史上最も優れた女性スキーヤー、カテジナ・ノイマノヴァーの練習場所としても有名です。またリプノでは、冬場もオープンしているツリートップ・ウォークをしたり、リプノ湖でスケートをしたり、クロスカントリー以外のウィンター・スポーツもお楽しみいただけます。
イェセニーキメインコース
イェセニーキ山地では、典型的な尾根道がクロスカントリー・コースとなっているため、
プラジェト山を中心とする山地周辺の美しい冬景色を存分に満喫することができます。イェセニーキメインコースは
全長58 kmで、
ラムゾフスケー・セドロが最もポピュラーなスタート地点となっています。山の尾根を通るコースはいささかハードですが、コース周辺には数多くの山小屋がありますので、いつでも休息をとり、英気を養うことができます。また、メインコースから、いくつものサブコースへとつながっています。これらの全コースは、雪上車で丹念に整備されています。
ベスキディメインコース
ベスキディ山地にもまた、白いシュプールが整備されたクロスカントリーメインコースがあります。その中心となるのが、リサー・ホラ山とプステヴニ山です。プステヴニ山は、雪と氷の彫刻フェスティバルが毎年開催される場所としても知られています。ベスキディメインコースは、ウィンター・スポーツに利用されているばかりでなく、
夏にはサイクリング、ハイキング・コースとしても利用されています。