ベスキディ山地でクロスカントリースキー
ベスキディ山地が冬の休暇に最適な場所であることは、この地を訪れる毎年何千人もの人々が実感していることです。人々はベスキディ山地の雪山を縦走したり、ご当地グルメを楽しんだり、この地特有の心地よい雰囲気を満喫するためにベスキディ地方にやってきます。このような冬の楽しみ方がお好きな方は、さっそくクロスカントリースキーを取り出し、用具を取りそろえモラヴィア地方の北部に繰り出してください。そしてチェコ共和国のこの美しい地域に整備されたクロスカントリーコースを存分にお楽しみください。

ベスキディ山地には、道標の設けてあるクロスカントリー街道が2つ整備されており、ご希望のコースを選択することができます。一つ目は情趣あふれるホスティーン連峰を蛇行しながらのびるホスティーン街道です。二つ目はチェコ最大の自然保護区内の景観スポットを結ぶベスキディ街道です。

かぐわしい休暇を満喫する

ホスティーン街道を進んでいくと、有名な巡礼教会があるスヴァティー・ホスティーンからラーズィと呼ばれる場所にたどり着きます。ホスティーン街道の幹線コースは難易度が中位で全長19キロメートルあります。幹線コースは七ヶ所で支線コースに分かれています。地元の雰囲気を味覚も使って味わってみたいというときには、ウ・トゥルシー・カメヌー(「三つの石のそば」の意)で曲がってトロヤークを目指してください。ワラキア地方の典型的な郷土居酒屋ナ・トロヤークで腰を下ろし、ゆっくりビールを味わってトヴァルーシュコヴァー・ボンバ(香りの強い特製チーズであるトヴァルーシュキ尽くしの一品)をお試しください。この料理を味わい尽くした後は「かぐわしいこの地が気に入った」と堂々と宣言することができます。ご当地グルメがお目当てならば、ベスキディ街道以外のコースを進んでもかまいません。おとぎの町に足をのばすのもよいでしょう。当地ではジンジャーブレッドの生地で作った有名な「シュトラムベルクシュトラムベルク

ベスキディの尾根を縦走する

クロスカントリースキーの初心者にも、冬場は休暇のすべてをクロスカントリースキーをしながら過ごすような方にも、きっとベスキディ街道の中にお好みのクロスカントリーコースが見つかります。というのもこの地では難易度と距離の異なる手入れの行き届いたコースが9本も整備されているのです。ワックスを利かせたスキーで、休憩場所やレストランがたくさんあるモスティ・ウ・ヤブルーンコヴァ周辺でクロスカントリーを楽しむのもよいでしょう。情趣のある山の風景に惹かれる方は、この地特有の山荘の散在する沢筋の林道を行くチェシーン・ベスキディ地方のクロスカントリーコースをご利用ください。本格的なクロスカントリーを楽しみたい方にはリサー・ホラのクロスカントリー街道がお勧めです。クロスカントリースキーでベスキディ山地最高峰、標高1324メートルのリサー・ホラ(禿山)の頂上まで行くこともできます 。リサー・ホラの頂上からは見事な眺望を堪能することができます。少しばかりの苦労をおして行ってみる甲斐があります。

過ぎ去りし日の懐かしい情景

ベスキディ街道のその他の人気クロスカントリーコースはプステヴニの周辺にあります。この景観の素晴らしい高い丘陵にはワラキア地方風アール・ヌーヴォー様式で建てられた個性的な木造建築の傑作が現存しています。ウィンタースポーツ・リゾート・オストラヴィツェもクロスカントリースキーに最高の環境を提供しています。冬になるとオストラヴィツェ・リゾートの名門ゴルフ場が、完璧に整備されたクロスカントリー・コースに様変わりするのです。ここからもベスキディ山地の高峰を望む見事な眺望が展開します。ベスキディ山地にはよく整備されたクロスカントリーコースが数多くあります。ベスキディ地方のオリエンテーション地図を見て、ご希望に合ったコースを選択するだけでいいのです。