オロモウツの噴水群
オロモウツの象徴:バロック様式の噴水に装飾された古代神話
モラヴィアの“兵士と司祭”の町オロモウツは、全盛期をバロック時代に迎え、その当時の様子は、バロック様式の噴水に装飾された6体の個性的な像にも反映されています。ネプチューン、ヘラクレス、ジュピター、トリトン、マーキュリーとシーザーの名からは、作品の作者が古代神話にまでテーマを探求していたことが伝わってきます。しかしこれは偶然ではなく、伝説によるとオロモウツは、ローマ皇帝ガイウス·ユリウス·カエサルよって設立され、そして、彼は今もオロモウツ広場で馬に乗っているのです。2002年には、この6体の像に加え、珍しいカメをモチーフにした近代的なアリオンの噴水が作られました。暑い日には、ここで水浴びをすることもできます。
Arion fountain
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オロモウツ市庁舎
ユニークなバロック様式の柱像、聖三位一体の碑と対極をなす世俗的なシンボルが、14世紀に起源を発する高い塔を備えた、元々はゴシック様式の市庁舎の建物です。塔の上からは、オロモウツの生き生きと動くパノラマ、優雅なラインを描く柱像の彫刻を眺めることができます。市庁舎の塔と切っても切り離せないのが、世界でも最も小さな太陽時計のひとつに数えられる、500年の歴史を誇る天文時計でしょう。