ユニークなバロック様式の柱像、聖三位一体の碑と対極をなす世俗的なシンボルが、14世紀に起源を発する高い塔を備えた、元々はゴシック様式の市庁舎の建物です。塔の上からは、オロモウツの生き生きと動くパノラマ、優雅なラインを描く柱像の彫刻を眺めることができます。市庁舎の塔と切っても切り離せないのが、世界でも最も小さな太陽時計のひとつに数えられる、500年の歴史を誇る天文時計でしょう。
市庁舎にまるで冠をかぶせたかような75mある塔の上へ、芸術の真珠をちりばめたような町の景観を見に1日何回登っても飽きないほどです。市庁舎の塔に隣接した天文時計の文字盤には、12星座図に惑星の絵が描かれています。長い時を経て何度か修理、改築を重ね、様々な動きのある人形/キャラクターが取り付けられました。第二次世界大戦の終わりに大きなダメージを受け、現在見られる姿は、社会主義的リアリズムの影響を色濃く残しています。天文時計の仕掛けを見たかったら、ぴったり正午にここに来てください。1日1回、正午にしか動かないのですから。
住所
Horní náměstí 583, 77911 Olomouc