ヴァルチツェのレイストナ・コロナード
レイストナ丘から眺めたレドニツェ=ヴァルチツェ地区と人目を引くバロック様式の城の建つヴァルチツェ市は、実に壮観です。リヒテンシュテイン家のヨセフ一世公爵は、ここに古典主義の壮大なコロナードを建築しました。古代ギリシア神話に基づいた装飾を施しています。コロナードの北側の真ん中にある碑文「息子は父親のために、兄は兄弟のために」、南側の真ん中にある碑文「一人残った息子は忘れがたい祖先たちのために」は、公爵にとってこの建物が胸の痛む思いであったこと、同時に今は眠っている祖先の記念碑になっている事を思い起こさせます。ヴァルチツェ市からこの丘には、ワイン作りの遊歩道を散策して行かれることをお勧めします。