レトヴィツェ城

もう1つのスイートルームは大きな温室付きで、ここではエキゾチックな花の数々を思う存分鑑賞することができます。ブルノから40 kmほど行ったところにあるこの城では、結婚式場として礼拝堂、あるいはテラス、または中庭が使用されています。城を囲む広大な公園は、散策に最適な場所となっています。
 
更に城内には動物公園もあり、また城内噴水は見学・散策後の休憩に理想的な場所となっています。面積26ヘクタールの広大な英国風公園は、自然保護区に指定されており、チェコ国内でも最も貴重な城内公園の1つに数えられています。城全体および中庭、乗馬場は近年修築されましたが、うち城内乗馬ホールは、現在レストラン、そして結婚式、コンサートなどのイベント開催用マルチファンクション空間となっています。

レトヴィツェ城に関する記載は既に1150 ～1274年に書かれた文献に登場しています。もともと要塞として建てられ、後に城に改築されたものですが、1643年にはスウェーデン軍に占拠されています。その後17世紀末に初期バロック式城館に建て替えられ、さらに後年アンピール様式で修築がなされました。現在もその新しい所有者、ボフミル・ヴァヴジークにより、改築が進められています。