今年のスメタノヴァ・リトミシュル国際オペラ・フェスティバルは、ベドジッチ・スメタナの生誕200周年と没後140周年を記念して、史上最大規模で開催されます。第66回スメタノヴァ・リトミシュルのモットーは、「わが祖国」であり、この祝典とフェスティバルのルーツ、伝統、国民性を強調するものです。
チェコ音楽の最高峰
チェコで2番目に古く、プラハで開催されるものを除いて、最大規模のクラシック音楽祭である「スメタノヴァ・リトミシュル音楽祭」に訪れると、今年は素晴らしい体験が約束されています。この音楽祭は、6月8日から7月7日まで連続して開催され、これまで以上に長い期間にわたり、壮大なプログラムと素晴らしい演奏を楽しむことができます。
この音楽祭のハイライトは、6月15日と16日にフェスティバルホールで行われる、スター指揮者ヤクブ・フルシャ(Jakub Hrůša)とソプラノ歌手カテジナ・クニェジコヴァー(Kateřina Kněžíková)によるスメタナのオペラのコンサートです。この公演は、チェコのクラシック音楽(Czech classical music)の創始者であるベドジフ・スメタナ(Bedřich Smetana)の生誕200年を記念し、その名を冠した音楽祭のメインであり、最も祝祭的な催しです。
チェコを代表する音楽が満載のプログラム「わが祖国」(6月30日)やウィハン・カルテット(7月5日)を楽しむことができます。注目すべき公演のひとつは、ルチアーノ・パヴァロッティの後継者や音楽の専門家から絶賛されているイギリス系イタリア人テノール歌手フレディ・デ・トマソのガラ・コンサート(7月3日)です。
ユネスコ世界遺産:リトミシュル
主なプログラムは、オペラ上演、オペラコンサートバージョン、ガラコンサート、オラトリオ、カンタータ、歌曲集の夕べなどですが、バレエ、教会、プロムナードコンサートや、他のジャンルと重なる形式もあり、多彩なプログラムが用意されています。音楽祭の中心となるのは、ユネスコ世界遺産(UNESCO site)に登録されている壮麗なリトミシュル(Litomyšl)です。