ラドホシュチュ山は数々の伝説が残る場所です。伝説の一つによると、ラドホシュチュ山は、戦争、勝利、太陽そして豊穣の神である異教神ラデガストの居所です。ラデガスト神の巨大な記念像は、山頂の少し手前の標高1100メートル強の地点に位置する人気旅行先です。ラデガスト神の半人半獣の姿は、過酷な山岳気候とあわせてラドホシュチュ山に神秘的な雰囲気を与えています。
大昔この礼拝の場所では神聖な儀式が行われていました。山頂には宣教師聖キリルと聖メトディウスの木造の巡礼礼拝堂が位置しています。古代の伝説によると9世紀にサロニカ出身の宣教師キリルとメトディウスがラデガスト神の記念像を取り壊させて、その場所にキリスト教の十字架を立てたとのことです。そのためラデガスト神の記念像は重要な巡礼地でもあるのです。プステヴニ山稜から自然遊歩道を進んでラデガストの記念像を目指すことができます。自然遊歩道を進みながら10箇所をめぐりながら、神秘的な山の歴史と自然について学ぶことができます。ところでビール通やビール好きはラデガスト神の名前を好んで口にします。ラデガスト・ブランドのビールはノショヴィツェにあるビール醸造所で製造されているのです。
ベスキディ地方で最上の景観を満喫する
ラドホシュチュ山を登ると、山頂からはベスキディ地方で最も美しい景観を楽しむことができます。天気の良い日にはぜひ近くの展望塔に上ってください。展望塔からはベスキディ山地の最高峰リサー・ホラ(禿山)を望むこともでき、ご滞在がより充実したものになるでしょう。