藍染めは、技術と芸術、そして人々の創造性の結晶として、言語や文化の違いを超えて、中欧5ヵ国に根付き、発展してきました。この技法は18世紀より使用されており、版木の中には300年前から7代に渡って使用され続けているものもあります。藍染めではまず、布を染料に浸す際に模様部分が染色されないよう、防染材を塗布します。染色後、防染材を洗い流すと、藍色の地の中に様々な彩度で模様が浮かび上がります。
藍染めの実際の工程を見てみたいという方のために、チェコ国内には見学可能な家族経営の工房が2ヵ所あります。一つはオルシェニツェのモドロチスク・ダンツィンゲル、そしてもう一つはストラージュニツェのアリモ工房です。