ビールで有名なプルゼニュ市のそばに、訪れておきたいバロック様式の城、マニェティーンがあります。城の見学では特に、貴族ラジャンスキー家の歴史につながる豊かな彫刻装飾と部屋を目にすることができます。ラジャンスキー家がこの城を建設させたのは、18世紀前半のことでした。  
城への入り口に立つと、中央階段にあるバロック様式の彫刻-大地、水、火と空気を表す寓意像があなたを惹きつけることでしょう。ラジャンスキー家のファミリー・ギャラリーでは、とりわけ最後の4世代の城主たちの肖像を目にすることができ、さらに伯爵夫人の小さな部屋も訪れることができます。狩猟の部屋には、19世紀半ばの猟銃が展示されています。また、狩猟をテーマにしたオリジナルのバロック様式の家具も一見の価値があります。図書館には 国民博物館図書館の管理下に置かれている広範囲な所蔵があります。昔から置かれている8本のオーク製の棚と5000冊を超える蔵書があり、18世紀から20世紀にかけての貴族の興味の広さをうかがわせます。

城の西側は、城の住人たちがミサに行くために利用した屋根付きの廊下があり、城と教会を結んでいます。廊下はラジャンスキー家の親族・親友たちの肖像で飾られています。一族のギャラリーは、貴族の生活と昔の流行をうかがい知ることができるものです。

ここからどこへ行こう

マニェティーン城そばには、バロック様式のプラスィ修道院と巡礼地であるマリアーンスカー・ティーンツェがあります。このあたりを訪れた際には、西ボヘミアバロック建築の真珠を1つも見逃さないようにしてください。