ブフロヴィツェ(Buchlovice)城は、南モラヴィアに造られた小さなイタリアです。この城は、地方の田舎のど真ん中に造られたイタリアのバロック様式の宮廷としては、中央ヨーロッパでも一番純粋な例と言えます。


ペトシヴァルド(Petřvald) 出身の伯爵デェトリクは、自分の妻が太陽輝くイタリアからやって来る際、少しでも馴染み易いようにと、この城を建てました。第一次世界大戦前は、オースト リア·ハンガリー帝国の外務大臣レオポルド・ベルヒトルトが所有し、この城でヨーロッパの歴史的な政治会合が行われました。城は、幻想的な庭と英国式庭 園、チェコの重要な自然に囲まれています。また、伝統的な美しい花を咲かすフクシアの展覧会が、定期的に開催されています。