国内最大かつ最も歴史あるクラッシック音楽のフェスティバル、国際音楽祭「プラハの春」は、チェコの文化行事の中でも特にトップクラスです。79回目を数える2024年のフェスティバルは5月12日から6月3日までの開催、プラハの様々なコンサートホールや音楽会場で、50余りのコンサートを実施します。
今年はチェコ音楽を盛大に祝うとともに、世界的にも特に知られた作曲家の1人であるベドジフ・スメタナの生誕を祝う年でもあります。2024年5月12日と13日にベルリン交響楽団の演奏によるスメタナの「わが祖国」で幕を開けます。
様々なフェスティバル会場
フェスティバルのコンサートは様々な場所で行われます:市民会館、国民劇場、ルドルフィヌム、カンパ公園、アネシュカ修道院あるいは国立技術博物館などです。
5月16日にはルドルフィヌムで、シューマンのソプラノとピアノのための歌曲集「女の愛と生涯」スカンジナビアの作曲家の歌と結びつけた、他では聞くことのできないプログラムでお楽しみください。
5月17日のルドルフィヌムのコンサートでは、ルネサンスとバロック時代のイタリアの巨匠の音楽を聴くことができます。フォーラム・カルリーンでは50台のピアノで織りなす壮大なコンサートをお楽しみください。
「プラハの春」国際音楽祭の起源には、第2次世界大戦の第1回終戦記念行事が関係しています。その時からこの音楽祭は音楽ファンとトッププレイヤーたちを魅了し続けてきました。のちに有名な指揮者となるレオナルド・バーンスタインは、1946年と1947年にプラハで行われたフェスティバルでデビューしました。