短期休暇をチェコで
短期休暇あるいは連休を利用して、貴方もボヘミア、あるいはモラヴィアの都市に是非おいでください。チェコを代表する都市が、豊かな文化生活、ユニークな雰囲気、そしてかってない旅体験をお届けします。

プラハ:秋のロマンスにうってつけの町 

チェコの首都・プラハでは、何と言ってもプラハ城が必見。城からはマラー・ストラナのメルヘンチックな路地を下り、14世紀に建てられた有名なカレル橋へと進みます。また現在も機能しているものとしては世界最古の旧市街天文時計もお見逃しなく。更にプラハ国立美術館では、26歳までは入場無料で、広範に渡るコレクションをご見学いただけます。郊外のロマンチック・スポットとしては、クシヴォクラート城、そしてカルルシュテイン城などが挙げられます。
 
市内には、例えば「ウ・フレクー」に代表される伝統的なビアホールや居酒屋が数多くありますが、「ヴォゾヴナ・ストロモフカ」のようなモダンなレストラン、あるいはヴルショヴィツェ地区のヒップスター・カフェや、スミーホフ地区の「マニフェスト・マーケット」などもあります。またアミューズメント体験そして軽食には、壁に並ぶオリジナル・アーケードで知られるプラハ・ナープラフカ(ウォーターフロント)、あるいはルツェルナ・ミュージック・バーがお勧めです。
 
何かちょっと変わった体験をしてみたいという方は、インタラクティブな五感博物館を是非お試しください。ファタモルガーナや逆さの部屋、そして釘のベッドなどをご体験いただけます。また現代美術愛好家は、ホレショヴィツェ地区のDOXプラゴフカ・アート・ギャラリー、あるいはマラー・ストラナにオープンした新しい美術館クンストハレに是非お立ち寄りください。


ブルノ:プラハとウィーンの間の都市 

プラハとウィーンを結ぶ高速道路の中継地点に位置するモラヴィアの中心地・ブルノ。町のランドマークとなっているのは、旧市街を見下ろすようにして聳え立つ13世紀の古城、シュピルベルク城です。また近場の見どころとしてはヴェヴェジー城がお勧め。城へはブルノ・ダムを航行するカタマラン船(10月末まで運行)で行くことができます。
 

ブルノではまた、モラヴィア美術館で芸術体験もご満喫いただけます。技術博物館で今年末まで開催されている「レオナルド・ダ・ヴィンチの機械」展もどうぞお見逃しなく。またジュルティー・コペッツ(黄色い丘の意)下の地下貯水場も新たにオープンしましたが、この空間は「指輪物語」に出てくる地下大聖堂を彷彿させます。実際、地下貯水場のオープンには、ハリウッド映画人たちも貢献しています。
 

チェコ=アジアン・スタイルのユニークな雰囲気とカクテルが味わえる場所と言えば、変わり種のカクテル・バー「スーパー・パンダ・サーカス」。またヤクプ広場のビアホール「ナ・ストヤーカ」では、幅広いスペシャル・ビールのオファーの中から、お好みのものをお選びいただけます。クラブの方がお好きという方は、地元で大人気の「フレーダ」のダンスフロアで思いっきり踊り明かしてください。


オストラヴァ:緑の町に変身したチェコ鉄鋼の心臓部

オストラヴァは、過去10年間に信じられないほどの変身を遂げました。かつてチェコ鉄鋼の心臓部と呼ばれたこの町は、緑のオアシス、文化の町にその姿を一新したのです。オストラヴァの工業の町としての過去の姿は、今日も下ヴィートコヴィツェ地区に残され、集約されています。ここでは高溶鉱炉の上に建てられた、展望テラス付きのボルト・タワーが聳え立っています。その近くのランデク・パークでは、旧アンセルム鉱山の暗い地下坑道を、本物の鉱夫の案内で探検することができます。
 
芸術に関心のある方は、オストラヴァ市立プラト美術館、あるいはクリムトの「ユディト」のオリジナル所蔵で知られる造形美術館を是非お訪ねください。
一方オストラヴァの娯楽の中心となっているのは、ストドルニー通り。ここにはバーやクラブが70軒も並んでおり、毎週末何万もの人が集まっています。ここから何本か通りを隔てたところにある猫カフェチャウキ・ニャウキ」では、猫に囲まれつつ美味しいコーヒーを楽しむことができます。またホゴフォゴ・ビストロでは、バーガー、フォーボー、チーズケーキ、ミニドーナッツなどありとあらゆるグルメ・トレンドが体験できるほか、オリジナルのカクテルもお召し上がりいただけます。

オロモウツ:皇帝の要塞が守るユネスコ遺産 

モラヴィアの歴史の町・オロモウツの自慢は、ユネスコ世界遺産に登録されている高さ
32mの聖三位一体柱です。この壮麗な彫刻作品は、ホルニー広場に位置していますが、ここにはゴシック=ルネサンス式の市庁舎もみられます。その天文時計は毎日昼の12時にからくりを披露してくれます。
旧市街ではバロックの噴水を10点見ることができますが、これらはいずれも古代神話をテーマとしたものになっています。またヴァーツラフの丘に立つオロモウツ城聖ヴァーツラフ大聖堂も必見です。博物館としては、17号砦のオロモウツ城塞博物館、あるいはインタラクティブ展示、ワークショップ、プラネタリウムなどを擁する科学の砦博物館などがありますが、これらはこの町が皇帝の城塞として機能していた過去を物語っています。
 
一方オロモウツ郊外に位置するスヴァティー・コペチェク(聖なる小丘の意)には、聖母マリア訪問教会のほか、動物園もあります。キリンなどアフリカの有蹄類、あるいはオオカミなど北国の動物を擁するこの動物園は、チェコ最大のサメの水族館があることでも知られています。

 

プルゼニュ:「ビールの首都」で味わう本家本元のピルスナー・ウルケル

プルゼニュは俗にビールの首都と呼ばれていますが、これはここで1842年より現在に至るまで黄金色のラガービール「ピルスナー・ウルケル」が醸造され続けているためです。ここにいらしたらまず、この伝説のビールが生まれた工場をご見学されることをお勧めいたします。またピルスナーの歴史を解説してくれるビール醸造博物館では、プラズドロイ醸造所創設180年記念展示がご覧いただけます。.
 
プルゼニュには勿論、このほかにもたくさんの観光スポットがあります。旧市街のランドマークとなっているのは、ゴシック式の聖バルトロムニェイ教会ですが、その自慢はチェコで最も高い教会の塔で、そこから町とその周辺が一望できます。またこの種の建物としては欧州で3番目の規模を持つ大シナゴーグも必見です。好天に恵まれない日には、広大な中世の地下道、あるいは様々なインタラクティブ展示が楽しめるテクマニア・サイエンス・センターをお訪ねください。
 
プルゼニュでは毎年10月28日に共和国生誕記念祭が開催されます。この日は観光スポットが無料、あるいは象徴的な料金で開放され、ガイド付きツアー、エクスカーション、庭園見学、市電のクラシック車両で巡る市内観光、あるいはDEPOストリート・フード・マーケットなどをお楽しみいただけます。そして夜には共和国広場で開催される恒例の花火大会で、イベントが幕を閉じます。



 
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