もし、誰かがワインについて話しているのを聞いただけで想像をし、あなたの顔に至福の笑みがこぼれてしまうのであれば、あなたにとって最も好ましい季節は秋の始めでしょう。ぶどうの収穫時期は、ワイン愛好家やワイン生産者にとってシーズン最高潮のときです。ワイン生産地域ではしばしばこのイベントを、歴史と結び付けたお祝い、コンサート、市場の形での形で行います。チェコ共和国には有名なワイン生産地の数が十分すぎるほどにあるため、収穫祭にお出かけいただくのに適当なヒントをご用意しました。
モラヴィアでの収穫祭
南モラヴィアはおそらく、チェコ共和国内で最も有名なワイン生産地でしょう。ここではワイン生産向けのブドウの品種としてティピカルな、地域の名前をとったブドウパーラヴァが生まれた所でもあります。パーラヴァ地域はいくつかの点で特別です。 UNESCOはこの地域を独特なエコシステムを備えた場所として保護しており、ワイン生産者たちはブドウ栽培に適した環境を守っています。当地のワイン生産の中心地のひとつは歴史的な町ミクロフで、ここでは収穫祭を2019年9月6日―8月9日の間祝います。ズノイモの収穫祭もここ数年で大変人気の文化イベントになりました。この収穫祭では、娯楽と南モラヴィアのあたたかなもてなしの雰囲気が歴史的な町の中心を満たします。2019年9月13日―9月15日まで行われるズノイモの収穫祭は、例年のように王のパレード、多くのコンサート、イベント、もちろん街角毎に用意されているワインもあります。
プラハのワイン祭り
ワインの生産の伝統の点で、チェコ共和国の西側もモラヴィアに遅れをとってはいません。それどころか先駆的立場を誇りにしています。例えば、プラハ城のワイン畑は、国内でも最古の畑とみなされています。ここでは毎年、ただのお祭りとは違う収穫祭が行われているのです。プラハ城の収穫祭はシーズンの最高潮を意味しています。その理由はプラハ城の独特な雰囲気を、素晴らしいワイン、おいしい食べ物、様々な娯楽で盛り立てるからです。今年は2019年9月14日―9月15日に行われます。しかし、プラハのワインの伝統はこれだけでは終わりません。しかも、プラハの地区の1つにはワイン畑という名前がついています。ですから、もう1つの人気の収穫祭がここで行われるのは偶然ではないのです。エンターテイメント、ワイン、プラハの素晴らしい景色を堪能しに、2019年9月20日~9月21日はグレーボフカ公園にお出かけください。
ボヘミアでの収穫祭
プラハからは、例えばロマンチックなムニェルニークがすぐそばです。エルベとヴルタヴァの流れを見守る当地の城は、ワイン祭りにとって素晴らしい背景となります。ムニェルニークの収穫祭が始まった100年以上昔も、この美しい景色を意識していました。今年の開催は2019年9月20日―9月22日です。ほかの人気ある観光地でも、収穫祭の準備をしています―フラデツ・クラーロヴェーから遠くないところにあるククス構内の独特なバロックエリアも同様です。ククス病院は 東ボヘミアの真珠ですから、たとえ収穫祭の機会ではなかったとしても行く価値があります。おいしいワインは更に遠足を盛り上げますので、これを体験しに2019年9月14日にククスを訪ねてみてください。