シュマヴァ山地で野生動物を見学
チェコにある4つの国立公園の中で最も古いのは1963年に国立公園に指定されたクルコノシェ国立公園ですが、最も大きいのはシュマヴァ国立公園です。広大なシュマヴァ山地では、希少な湿原や氷河湖、原生林、中世の城壁の望楼、さらにシュヴァルツェンベルク運河に代表される産業遺産の数々をご覧いただけます。
経験のあるガイドに同行してもらい、オオヤマネコやオオライチョウ、アカシカをはじめ数多くの希少動物が生息する秘境を探訪することも可能です。かなりの体力を要する秘境探訪ツアーは天候に関わりなく実施されます。参加人員に制限がありますのでシュマヴァ国立公園のホームページであらかじめ予約をしておく必要があります。
シュマヴァ全域のどの観光案内所でも現地のガイドを紹介してもらえます。ガイドは距離の短かめのツアーや難易度の低いツアーにも同行して、普通の旅行者の知らない隠れた名所にも案内してくれます。自然、動物または植物に焦点をあてたツアーもあれば、産業記念物やシュマヴァ地方の習俗や文化をテーマにしたツアーもあります。ご希望のルートをお選びになって存分に自然を満喫してください。
野生動物を観察
魅力的なイベントや催し物が好きな人々に歓迎されているのが、中欧で他に類のない事業としてシュマヴァ地方にオープンしたサファリパークです。サファリパークでは特殊な丸太小屋の中から、自然の中でのびのびと生きるアカシカやノロジカなど多くの動物を観察することができます。無料で約2時間ガイド付きで観察することができ、一回の見学会の参加者は最大30名までになっています。シュマヴァ国立公園の管理事務所に事前に電話で予約するだけで参加できます。サファリパーク内では、どの施設からでも野生動物の写真を撮ることができます。
冬は自然で十分な食料を確保することができないアカシカが、所定のえさ台に置かれたテーブルビートや人参、リンゴを食べに近づいてきます。夏は観察できる野生動物の種類が多様になり、ノロジカ、イノシシ、きつね、アナグマ、それに多種多様な鳥類を観察できます。
また冬にはスルニー村の小さな越冬場所でもアカシカを観察することができます。見学ツアーへの参加 は事前に担当窓口(731 530 429)に電話で予約するのがよいでしょう。
ボヘミアン・スイス国立公園やポディイー国立公園でガイドと一緒に自然探訪
現時点でチェコでもっとも新しい国立公園はボヘミアン・スイス国立公園です。ボヘミアン・スイス国立公園は国境を挟んでドイツのザクセン・スイス国立公園とつながっています。 クラースナー・リーパの観光センターでは最新式のインタラクティブ展示をご利用ください。その場でガイド付き見学ツアーを予約することもできます。フジェンスコ渓谷、イェトシホヴィツェ展望台またはボヘミアン・スイスのシンボルであるプラフチツェ門などへの見学ツアーのあいだ、国立公園を知り尽くしたガイドが興味深く説明してくれます。
一方ポディイー国立公園においても、ガイド同行で見学ルートを進みながら自然を満喫し、チェコ屈指の景勝地を鑑賞することができます。家族連れ向けの散策路から、やや難易度の高いルート、体力に自信のある本格派向けの日帰りツアーにいたるまで、すべての見学ツアーに関する情報はチージョフにあるポディイー国立公園観光センターで入手することができます。