伝統ある温泉治療、最先端の治療プログラム、重要な文化イベント、見ごたえある建築、そして昔からここに通った人々の遺産。それら全てがこの記念すべき温泉ドーム、20世紀の初めにⅢの温泉と名づけられた建物に入っています。
このⅢの温泉の建物が何かに似ている、と感じたら、あなたのその感覚は正しいものです。というのもこの建物、初期のヒストリズム(歴史)様式で建てられており、特に英国建築の要素を大きく取り入れています。おそらくそれで、併設の湯治客のためのホテルはウィンゾルという名がついているのでしょう。このスパの建物が建設された当初から、主に治療のために使われてきましたが、同時にカルロヴィ・ヴァリの音楽センターの役割も担っていました。Ⅲの温泉のこの役割が現在も引き継がれていることは、定期的に行われるカルロヴィ・ヴァリ交響楽団のコンサートに、有名なアントニーン・ドヴォジャークホールへと足を運ぶ機会があれば納得できることでしょう。
住所
Mlýnské nábřeží 507/5, 360 01 Karlovy Vary