石の家は、チェコの中でも最も貴重なゴシックの記念碑的建物のひとつです。古いからというだけでなく、この建物が当時の人々の暮らしや考え方をよく反映した建築物だからです。
この家は1485年から1499年にかけて、地元の市民、プロコプ・クロウパが建てたものですが、ちょうど1499年に貴族階級へと昇格した人物でした。ファサードの上部に騎士の印が施されていることで、その事実がわかります。ゴシックの窓の上部にある三角形の部分、また美しい彫刻で飾られている柱のような2つの入口の門などを見れば、容易にそれが判断できるのです。この家はユネスコ世界遺産に登録されている歴史地区の中心の一角にあります。
住所
Václavské náměstí 183/26, Kutná Hora