ミクロフ広場の下手には、1623~1656年に聖アンナ教会と、イタリア・ロレートのサンタ・カーザが建てられました。
しかしながら、教会は1784年の大火災で焼失してしまいます。その後これを修築する形で造られたのが、ディートリヒシュテイン家の埋葬所です。
ここには、17世紀から19世紀の間に亡くなった一族45人が埋葬されています。埋葬所といえども、この場所からは、暗澹とした印象を受けません。観光シーズン中(4~10月)はここで、この場所およびミクロフの町の歴史に関する常設展示を見学することができます。ここでは、この場で発見され、修復されたローブもみられますが、これは18世紀にカロリーナ・マクスミリアーナ・ディートリヒシュテインがまとっていたものです。ここでは、オルガン・コンサート(旧教会のオルガンが現存)なども開催されており、またテラスからは広場のみならず、ミクロフ全体を望む、素晴らしい景色を楽しみことができます。