王家の町リトムニェジツェは、ラベ川とオフジェ川の合流地点にあり、チェコ共和国で最も美しい町のひとつです。町の広大な歴史地区には、多数の通りや広場が含まれています。市街地にあるゴシック、バロック、ルネサンス様式の建物が華やかな彩りを織り出しており、ゴシック様式の要塞の大部分が現在まで保存されています。リトムニェジツェの美しさには、チェコで最も有名な詩人カレル・ヒネク・マーハも魅了されました。ヴェルケー・ジェルノセキの地ワインを飲みながら、街中を散歩してみてはいかがでしょうか。
リトムニェジツェの広場にある、建築的価値の高い建物の数々をご堪能ください。ルネサンス様式の市庁舎には、屋根に見晴らしの良いテラスがあり、そこで当時の裕福な住民はワインを飲みながらデートなどをしていました。「黒の鷹」と呼ばれるルネサンス様式の建物には、大変美しいオリジナルのズグラッフィート装飾が残されています。ただ鑑賞用の家々が並んでいるばかりではなく、ゴシック様式の教会や、イタリアの建築家Octavián Broggiomの最高傑作であるルネサンス様式の屋根を持つ受胎告知教会、そしてプラハ出身のDeminico Orsiが建てたバロック様式の聖シュチェパーン大聖堂など、この町には数多くの訪問するに値する建物があります。
歴史的な地下のリトムニェジツェ
チェコ国内最大級の、リトムニェジツェの地下の王宮へお越しください。全長は366メートルあり、ラピダリウム(石の彫刻)博物館もあります。また、元のゴシック様式が残るラドニチュニー・スクリーペク(市庁舎のワインセラー)で、美味しい食事もお楽しみいただけます。リトムニェジツェをご訪問の折には、チェコのワイナリーと伝統品種のワインが試飲できる中世の城の訪問もお忘れなく。
ドームスキーの丘(Dómský vrch)を散策
町の中心を散策していると、司教の住居でもあった聖シュチェパーン大聖堂があるドーム広場に行き当たります。また、セブンスデー・アドベンチスト礼拝堂の反対側には、チェコの詩人カレル・ヒネク・マーハが住んでいた家があります。
司教の邸宅に立ち寄る
1655年以来リトミェルジツェは、司教の住居でもありました。司教の邸宅は、町の中心的建物の一つです。地上階には、18世紀の大規模な図書館、そして2階には壮大な天井画を誇る王の間があります。司教の邸宅を見た後は、旧墓地の高い壁で覆われている洗礼者ヨハネ教会にもお立ち寄りください。