クラースニー・ドヴール(チェコ語で“美しい庭園”)は、偶然つけられた名前ではありません。 18世紀の後半から、バロック様式の城の周りには、ユニークな自然景観公園が設けられています。この公園は、熱狂的な植物学者であったチュルニン伯爵により設立され、彼はヨーロッパを旅している際、英国式庭園という新たな園芸の手法を発見しました。チェコ国内で最初にできた英国式庭園も、このクラースニー・ドヴール城でした。公園の芝生には、ロマンチックで洗練された建物や、見事な景観が見られます。この存在感のある城と、のどかな公園は、ゲーテだけでなく、ナチスドイツの指導者までをも魅了しました。城内にある18の部屋だけでなく、専門家の解説を聴きながら外を回ることもできます。是非、英国式庭園に足を運んでください。