ボヘミアの古くからの貴族家系、ステルンベルグ家が今も住居とする城を訪ねてみてください。1724 年に完成したバロック様式の城であり、バロック時代に作られた、田舎の夏の邸宅の典型例です。見学では数世紀にわたる貴族たちの生活を垣間見ることができ、ガイドと一緒にいくつかの部屋に入ることができます。また、もし城がお気に召したなら、ロマンチックな休日を過ごせるスイート・ルームをお気軽に予約なさってください。  
イエムニシュチェはプラハから南方、中央ボヘミア地域にあります。城の見学コースは、9つのホールや部屋、礼拝堂からなっています。ガイドはステルンベルグ家のコレクションと昔の家具がおかれた部屋へとあなたを案内し、聖ヨセフ礼拝堂も目にすることができます。不定期ですが夜の見学も行われており、グループで予約をすると冬の時期でも見学が可能です。見学が始まるまでの時間は城の喫茶店でゆっくりと過ごしてみてください。また、美しいスイート・ルームに宿泊することもできます。

波乱にとんだ城の歴史

1725年に建設されて以降、城の所有者は頻繁に変わりました。19世紀半ばから、そして現在も、ボヘミアで最も古い貴族家系のステルンベルク家が所有しています。しかし第2次世界大戦時に城はナチスにより没収され、戦争終了後は共産主義政権によって抑えられました。共産主義政権はチェコスロバキアとソビエトの継続的な友好関係を称える博物館として利用しました。1990年代になって城はステルンベルク家に返還され、その後、住人でもある所有者たちは城を旅行者が好んで見学できるよう段階的に作り変えてきたのです。このあたりでは、近隣のコノピシュチェも魅力のお出かけ先です。