ブルノに程近いヴェヴェルジー城での展覧会では、強大な権力を持ち、カレル4世の家系でもある
ルクセンブルク家を知ることができます。城は
モラビア公爵の拠点であり、ここからカレルも彼の父
ヤン・ルツェンブルスキーも属する地方を治めることができたのです。 上記の2人とともに、
モラビアでの重要な同家子孫も紹介されます‐ たとえばカレルの兄弟である
ヤン・インドルジフ。彼は偉大な兄弟の影に居て狡猾な外交家として名を馳せました。また、戦争にまで至った彼の息子たちの緊張した関係も示されます。 つまり、カレル4世の死、その
啓蒙政治 の終了によって、モラビアにとっては正義のない略奪の時代が始まったのでした。