もし、典型的なボヘミアの村をご自分の目で見たいと思うなら、南ボヘミアのホラショヴィツェを是非訪れてください。近代建築の要素が含まれない、特殊な建築であることから、1998年にUNESCO世界遺産のリストに登録された村です。夏に行われる25周年記念のイベントでは、訪れる人たちのために盛りだくさんのプログラムを用意しています。
妻壁の美しさに驚嘆、穀物庫でお泊り体験！
ホラショヴィツェ は南ボヘミアだけでなくチェコ全体で見ても、観光客が好んで訪れる場所の1つに数えられます。池のある村の広場を囲むように美しい妻壁をもつ家々が並び、井戸、バロック時代の礼拝堂や鍛冶場が絵画のような風景にアクセントを施しています。他の村々でも同様の家々を見ることはできますが、ホラショヴィツェはその数と保存状態の良さが群を抜いて素晴らしいのです。ここを訪れれば、タイムスリップしたかのように、昔ながらの村の生活を目にすることができます。その昔のヨーロッパの村を体験できること間違いなしです。いい雰囲気の居酒屋を訪れるときには是非、「生ビールひとつ」と叫んでください。最高においしいビールの一杯が運ばれてきます。この居酒屋では 素晴らしいチェコ料理 を堪能できます。お泊りは、近所の「農家の庭（Selský dvůr)」あるいは昔の穀物蔵を改装したペンション「シュペイハル・ウ・ヴォイティ(Špejchar u Vojty)」でどうぞ。
25周年を祝おう！
ホラショヴィツェのUNESCO登録25周年記念行事は、夏中おこなわれます。村を訪れる人々は、コンサートや伝統工芸のデモンストレーション、展示他の文化行事といった形で、数多くのプログラムを楽しむことができます。ホラショヴィツェでお土産を買いたい人には、南ボヘミア独特のお土産物や製品がよいでしょう。現地のお店で、手描きの陶器やレース編み他の小物を購入することができます。本当の農村のお祭りを体験してみてくださいね！
ホラショヴィツェの中心に立ち並ぶ家々が持つ、美しく色彩を施された妻壁は、7月末の 農村祭り を飾ります。今年のこのお祭りには、民俗芸術家や手工芸職人達、350人が集まる予定です。今年の開催期間は7月21日から23日です。色々楽しみたい方のために、様々なワークショップが準備されています。ここでは伝統工芸品を実際に作ってみることができます。例えば布へのプリントの仕方、ビーズ細工、木材への絵の描き方、陶器の色付けあるいは金床を使った鍛冶仕事などです。このようなワークショップは、経験豊かな地域の手工芸職人たちが指導しますので、製作過程全体をきちんと教えてもらえます。
周辺地域にも出かけてみよう！
南ボヘミア のホラショヴィツェ近郊には、他にもお薦めの素晴らしい場所が沢山あります。車で1時間以内の場所には、同じくUNESCOの文化遺産指定を受けている チェスキー・クルムロフ 、あるいは国内有数の最も美しい城の1つである フルボカー・ナド・ヴルタヴォウ 城などがあります。そこから少しだけ離れたところには、 シュマヴァ国立公園 が大変美しい自然の風景を織りなしており、いくつもの徒歩や自転車のコ―スがあって自然を堪能できます。
