チェコ・オリジナルの土産物をとお考えの方、チェコ・ガーネット(チェコ語でグラナート)のアクセサリーなら、オリジナリティが100%保証されます。チェコの装身具工房を経たこの深紅の宝石は、英国王・チャールズ三世やヒラリー・クリントン、あるいはミシェル・オバマにも愛用されていることで知られています。
雨後のガーネット狩り?
チェコの国石とされているこの深紅の鉱石は、チェコの先住民・ケルト人もすでに好んで採集していました。貴方もガーネット採掘にチャレンジすれば、もしかしたら原石を見つけることができるかもしれません。お勧めの場所は、中世から採掘されていたというチェコ・ガーネット最大の鉱床、ボヘミア中央山地、あるいはトゥルノフ市周辺地域で、時期的には雨上がりが最適です。トゥルノフには、ロシア皇帝ニコライ一世も自ら、ガーネット・アクセサリーのコレクションを皇后にプレゼントするために、わざわざ足を運んだとされています。北ボヘミアは、何世紀にも渡って宝石、そしてガラスが加工されてきた地として知られています。この地方で加工された最古の宝石は、6000年前のものとされており、チェスキー・ラーイ周辺における宝石研磨作業は、現在もこの地方における伝統工芸として生き続けています。チェスキー・ラーイ(ボヘミアン・パラダイス)はチェコの宝石天国
世界的に有名なヤブロネツ・ナド・ニソウの宝飾品の基礎を築いた地元の職人は、ガラス宝石工芸をベネチアの熟練工から学びました。その作品は、トゥルノフ市内のチェスキー・ラーイ博物館でご鑑賞いただけます。館内ではまた、インタラクティブ展示で、チェコ・ガーネットの変貌の過程も、発祥、加工から珠玉の宝飾品完成にいたるまでご覧いただけます。この他トゥルノフでガーネットの宝飾品作品が鑑賞でき、石のカットやアクセサリー制作の様子が見学できる場所としては、ゲマ研磨所あるいはギャラリー「グラナート」などがありますが、後者ではカット工程の製品を実際に手に取ってご覧いただくことも可能となっています。またトゥルノフのグラナート社の製品は、プラハのチェコ・ガーネット博物館でもご鑑賞いただけます。ゲーテをも魅了した美
チェスキー・ラーイの宝石見学が目の保養なら、モスト市内の地域博物館はまさに魅惑の場所。ここでは、チェコで最も貴重な宝飾品、あのヨハン・ウォルフガング・フォン・ゲーテが晩年最後に恋をしたウルリーケ・フォン・レヴェツォーのガーネット・アンサンブルを目にすることができるのです。専門家によると、ネックレスとイアリング、指輪、ベルトのバックル、そして2つのペアブレスレットから成るこのアンサンブルは、合計469のチェコ・ガーネットを擁し、世界最大のチェコ・ガーネットのアクセサリーセットとされています。更にこれには、カット加工されたものとしてはチェコ国内で最大のチェコ・ガーネットがはめ込まれています。ガーネット・ラッシュ - 貴方も「ガーネット・ディガー」に!
上述のような大きな石を発見することはまず無理ですが、それでもトシェベニツェのチェコ・ガーネット博物館では、小さな粒であれば「採集」することが可能です。博物館の敷地内には、ガーネット採掘地から運び込まれた砂が積まれており、この砂場で誰もが「ガーネット・ディガー」の気分を味わうことができるのです。チェコ・ガーネット 7つの豆知識
深紅の宝石・ガーネットについて、ここで7つの豆知識を披露いたしましょう。・ガーネットはお守りとして携帯されていたことから、何世紀もの間巡礼者と旅人の石と呼ばれていました。
・ガーネットは、ノアの方舟にも載せられていました。夜の航路を照らすランプが、ガーネットから作られていたということです。
・中世には騎士もガーネットを携行していました。その武器の中にはめ込まれていたのです。これは単なる装飾としてのみならず、怪我から守ってくれる守護力を持つとされていたためでもありました。
・ガーネットは、活力を与え、アクティブな生活を促進すると言われています。
・ガーネットは、願望、勇気、そして自信を強める働きをするとされています。
・ガーネットは、友情を守り、悲しみを乗り越える手助けをすると言われています。
・ガーネットは、治癒力を秘めているそうで、心臓疾患に効果を発揮し、血液の循環、血圧を調整、更に不妊症にも効果があり、新陳代謝のバランス保持、怪我の治癒を促進するとされています。
チェコ・ガーネットのアクセサリーお勧めショップ
品質の保証という意味で最も確実なのは、伝統的且つ最大のチェコ・ガーネット宝飾品メーカー、上述のトゥルノフのグラナート社の直営店です。直営店はトゥルノフ市内はもちろん、プラハ、リベレツ、チェスケー・ブジョヨヴィツェ、そしてチェスキー・クルムロフにもあります。