ロケトでの中世の祭り
ジャグラー、甲冑師、ワイヤー細工屋他の手工業者たちが、お祭りのためにロケトにでかけます。チェコ王・神聖ローマ帝国皇帝カレル4世の時代に、自分たちの生業がどれほどうまくいっていたかに思いを馳せるためです。
壮大な ロケト城は7年ぶりに、チェコ王で神聖ローマ帝国皇帝であるカレル4世がこの城を西ボヘミアの防御の要所として重視していた時代へ遡ります。カレル4世は幼少時代の一時期をここで過ごしており(とは言っても父が彼を幽閉したもので、望んだものではありませんでしたが) 、大人になってからもここに力強く広がる森での狩りのために、度々城を訪れました。これを理由に、ロケトでの町の祭りはカレル4世に捧げられます…。祭りの期間中の全行事の中心的舞台となる中世風の居酒屋で、カレル4世に乾杯することができるのです。

ロケトの町や城はスラフコフの森の自然保護地域の境界部分にあり、同時に西ボヘミアの温泉三角地帯 の中に位置します。ですから、城を訪れるついでにスラフコフの森に沿って流れている オフルジェ(Ohře)川沿いをサイクリングすることもできます。 また、その熱泉や冷たい源泉で知られるカルロヴィ・ヴァリマリアーンスケー・ラーズニェあるいはフランティシュコヴィ・ラーズニェに立ち寄ることもできるのです。 更に、べチョフ・ナド・テプロウの宮殿を尋ねてみるのもお勧めです。ここには、チェコ共和国内で2番目に重要な記念物である―聖マウルスの聖櫃が保存されています。