ミッテ・エウロパ-ヨーロッパの真ん中のフェスティバル-は、ボヘミア地方、バイエルン地方およびザクセン地方の国境地帯で開催され、チェコとドイツが開催するこの祭典の概念は、鉄のカーテンが崩壊した反動として1990年に誕生しました。
その後、世界各国の多数の卓越した芸術家を招待し、今日では長さ400kmのチェコとドイツの国境地方の都市や村で行われています。ホルニー・ファレツやヘブ、そしてクルシュネー・ホリを越え北部チェコ一帯です。コンサートは都市や村だけではなく、教会や修道院、城郭や城館、地下の坑道や歴史的工場などが会場として利用されます。その他に関してはイエフディ・メヌヒン(Yehudi Menuhin)の言葉に要約できるでしょう(彼は死に至るまで、祭典ミッテ・エウロパに1人の人間として参加しただけではなく、毎年指揮者としても参加しました):「祭典ミッテ・エウロパは、国境を廃する助けとなる。そして誰でも承知のごとく、ヨーロッパにこれほど重要な課題は存在しないのだ」