カレル4世生誕700年‐カシュペルク城での記念行事
チェコ人が“祖国の父”とよぶカレル4世の生誕700年記念を、カシュペルク城も祝います。まるで中世のように、フェンシングやダンスをしたり、ごちそうを味わったりします。
カシュペルク城はシュマヴァの景色の中で大変ロマンティックに見えます。しかしその建設目的は純粋に現実的なものでした。バイエルンとの境にあり経済的に重要だった金の山道の防護が目的だったのです。そのおかげで現在、城の塔はシュマヴァ山麓の丘の美しい眺めをみせてくれています。カシュペルク城は海抜886mの場所にあり、国内で最も高いところに位置する王の城となっているのです。カシュペルク城にのぼり、カレル4世がしたように近隣の景色を眺めてみてください。

カシュペルクは、カレル4世が統治時代に多かれ少なかれ影響した様々な場所の内のひとつです。例えば彼は他にも温泉街のカルロヴィ・ヴァリを置きましたし、もちろん忘れてならないのはプラハのヴルタヴァ川にかかる象徴的なカレル橋です。同様の“カレルの場所”は国内に数多くあり、そのうちのいくつかはここで紹介させて頂いています。