どんなジャンルでもこなすマルティヌー
マルティヌーは1890年に東ボヘミアのポリチュカに生まれました。コンセルバトワールではバイオリンとパイプオルガンの演奏を学びました。一時期、プラハのチェコ交響楽団でバイオリニストとして活動し、またバイオリンを教えていましたが、芸術への窓が大きく開かれた土地へと心は惹かれていました。
後に移住することになるパリへと出発しました。第2時世界大戦時にはUSAへ渡り、戦争後はイタリア、スイスとその活動範囲を広げました。どこでも現地の文化、リズム、歌をまるで吸い込むように吸収していったといいます。そして、それら全てを作品の中に凝縮させました。亡くなったのは1959年のスイスですが、墓は故郷のポリチュカにあります。
彼の軌跡を追って:教会の中の生家と手紙
マルティヌーは好んで、幸せな子供時代を過ごした東ボヘミアのポリチュカに妻を伴い帰省しました。ポリチュカは有名な同郷者を忘れたりしていません!皆さんは聖ヤクプ教会の塔にある生家を訪ねてみることができます。ガイドと一緒に192段の階段を塔まで登れば、興味ぶかい展示だけでなく、町中や近郊の素晴らしい眺めというご褒美が待っています。家族の記憶に従って、マルティヌーの生家は彼が生まれた当時のオリジナルあるいは同時代の家具で調度がととのえられています。また、ポリチュカでのボフスラフ・マルティヌーの生活についての常設展示も見逃せません。
耳でマルティヌーと親しくなろう
最も正しい形で作曲家に思いを馳せるのに、作品を聴く以外の方法があるでしょうか?2024年5月13日から26日までの間に、ポリチュカへMartinů Fest Polička 2024においで下さい!チケットはポリチュカのインフォメーションセンターで購入できます。
彼の比類ない作品は、毎年11月にプラハで行われるボフスラフ・マルティヌーの日で堪能できます。プログラムはまだ公開されていませんが、11月から12月の境目あたりに音楽の饗宴があるとメモに記しておいてください!