健康と保険
チェコ共和国での健康サービス、救急救命、薬や保険事情はどのようになっているのでしょうか?
チェコ共和国では、国立と私立の医療施設があります。それらのほとんどは、ヨーロッパの健康保険カード保有者への基本治療に対する費用補償の契約を、保険会社との間に結んでいます。詳細については下記を参考ください。

救急救命

チェコ共和国で事故に遭ったり急病になったりした場合、病院の救命救急部門で、24 時間医療サービスを受けることができます。

もし、病気になったり怪我をしたりしても自力で病院に行くことができなければ、112番で救急車を呼んでください。

チェコ共和国の薬局では、一般的な病気 (風邪、インフルエンザ等) に対する薬であれば、処方箋なく購入できます。それ以外の薬を購入するには、処方箋が必要です。

処方箋は通常14日間有効です。しかし、例外があります。救急で処方箋を発行してもらった場合は、有効期間は2 日間だけです。抗生物質の処方箋の場合は、5日間有効です。

健康保険

欧州連合(EU)、スイス、ノルウェー、アイスランド、リヒテンシュタインからの外国人のための健康保険

共和国の医療サービスを利用するためには、ヨーロッパ健康保険証(EHIC)を所持している必要があります。チェコ共和国の医療施設で検査や治療を受けた場合に、ヨーロッパ健康保険証は、当人が保険加入者で保険会社が治療費を負担することを証明します。
EU加盟国の被保険者が他のEU加盟国で治療を受ける場合、当人には疾患の病気の性質と想定される入院期間を医学的に考慮した必要な範囲の医療を受ける権利しかありません。健康保険会社側はEU健康保険証に基き必要な範囲の医療の枠を超える医療の治療費は一切支払いません。現地の法律によって課された諸手数料の負担もカバーしません。

アドバイス 旅行前に上述の手数料をカバーする民間の保険を手配するのがよいでしょう。

EU域外外国人のための健康保険

EUに永住権をお持ちでない場合は、民間の保険に加入していなければなりません。民間の保険に加入していない場合では、治療費の全額をその場で現金で支払う必要があります。