毎年6月になると、おとぎ話の都市チェスキー・クルムロフに3日間、ルネサンス時代が、最後のロジュンベルクの治世が戻ってきます。通りや広場には騎士の馬上槍試合の戦いの音、伝統工芸市の喧騒、料理でもてなす声などが飛び交い、中世音楽が響きます。祭りのクライマックスには、伝統衣装に身を包んだ人々が盛大に行進します。馬上の騎士やなんといってこの歴史的都市にまつわる有名人物も欠かしません。人気のあるのは、遙か昔の薔薇の分割の伝説を思い起こさせる騎士の決闘、巨大なチェス盤で行われる生きた人形を使ったチェス競技、街の夜空に上がる祭典の花火や、子供も大人も楽しめる当時のゲームなどです。