毎年このフェスティバルには国内、欧州、はたまたアルメニア、あるいは日本からもビールが出品されています。ビール・コンぺティションの権威が高まるにつれ参加者数も増加する傾向にあり、オーガナイザーはフェスティヴァルの開催地をターボルからチェコビールのうちでも名高い、ブデョヴィツキー・ブドヴァルの生産地であるチェスケー・ブデョヴィツェへ移す事を決定しました。
金賞ビールフェスティヴァルでは、ビールを大変慎重に審査します。28カテゴリーで争われ、ビールを評価するのは専門の評価委員たちですが、試飲は来場者でも可能です。2015年には世界20カ国の200メーカーが出品を申請しました。1990年に導入され、内容の適当さが確認されている規則にのっとって行われていますが、オーガナイザーは新しい内容も用意しています。そのうちのひとつは新しいカテゴリー“サイダー”です。サイダーは本当のビール飲料ではありませんが多くのビールメーカーが生産しており、国内でもその認知度が上がってきていることが理由です。チェスケー・ブデョヴィツェは、真摯なビール愛好家ならば必ず2月に居なくてはならない場所となっています。ブデョヴィツキー・ブドヴァルのためだけにでも行く価値はあるのです。