このユニークな展覧会では、アルフォンス・ムハ(ミュシャ)、そしてヴァルドシュテイン乗馬場内展示空間のアレンジを担当した建築家エヴァ・イジチナーという、2人の世界的に有名なチェコ人クリエーターの作品の見事な融合がご覧いただけます。
ここでは、これまでなかった全く新しい方法で天才画家ムハのストーリーが語られており、南モラヴィアで過ごした少年時代から、パリの学生時代、アメリカでの生活、そして帰郷という、ムハの人生の節目とともに、チェコの芸術史上最も重要な作品の1つ、壮麗なスラヴ叙事詩の創造過程が紹介されています。展示されているオリジナル作品(絵画、彫刻、写真、宣伝用品)は、ムハの家族のコレクションから選ばれたもので、その多くは今回初めて一般公開されます。ムハはアールヌーヴォー最盛期を代表する芸術家で、その装飾作品は、近代芸術史において、ひと際輝く存在となっています。