カレル4世生誕700年‐王のための建築
カレル橋の建設プロジェクトを担当した中世の建築家であるペトル・パルレージュは、切羽詰っていました。もう明日には新しい聖堂の計画を持ってカレル4世に謁見することになっているのです。しかしそれまでにしなくてはいけないことが多すぎました‐画家を訪ね、ガラス職人と会い、修道院長の元へ出向かなくてはなりません。これに加えて店に行き、更に温泉にいく必要もありました…
オーガナイズ上の理由からイベントは中止されました。

こんな風に王のお抱え建築家のプロジェクトの様子ををまとめることができます。展覧会のオーガナイザーはカレル4世時代の人々と建築物をちょっと違う角度から捉えました。展覧会を訪れる子ども達はペトル・パルレージュと共に ゴシック様式のプラハ を散歩し、その道すがらカレル4世時代の建築物、建設方法、芸術や人々の生活について知ることが出来ます。ペトル・パルレージュ以外にも、プラハではカレルの最良の友であるパルドビツェのアルノシュトお抱え医師で天文学者のストラホフのハヴェルにも出会います。

展覧会は風景・モデル・遺物・当時の物品のレプリカ、説明や写真のパネルによって構成されています。展覧会の枠内で、子供向けの体験作業が用意されています‐ゴシック窓を飾るステンドグラスを組み合わせる作業です‐また他にも子ども達がいくつかの作業を身を持って体験できるあるいはこれらを更に深く調べるワークショップが行われます。