カレル4世生誕700年―プラハ国立美術館
教養があり、宗教心が篤く、向上心が高い先見の明のある皇帝、それでありながら冷血な戦略家で狡猾な外交官であった人物。これがカレル4世です。チェコとドイツが共催するこの展示会では彼をより一層知ることができます。チェコ史上最大の統治者のよく知られた真実と隠れた真実が明らかになります。この展示会をご覧になると、不作、疫病流行、ユダヤ人の大虐殺それに経済危機の時代に、壮大な建物の数々を建造できた理由をご覧いただけます。プラハやその他のチェコの各地にあるこれらの建物を求めて、カレル4世生誕700年後もいまだに世界各国から観光客がやってきます。
プラハ城 で開催されるヴァルドシュテインの乗馬ホールでの展示会の目的は伝説や神話の誇張なしのカレル4世を紹介することです。この展示会をご覧になると、彼の生きた時代、また王自身と家臣が直面した様々な問題をよく知ることができます。また家臣がこの王をどうみなしていたか、また王はカレルの側近であり敵であった家臣をどう見ていたかをごらんいただけます。この展示会では100以上を数えるヨーロッパとアメリカの一流のコレクションの170の展示品をご覧いただけます。主催はプラハのナショナルギャラリー、ライプツィヒにある大学の東欧中欧歴史文化の科学研究所と共同研究しているババリア(バイエルン)歴史センターです。