「ベネディクト会・イン・ザ・ハート・オブ・ヨーロッパ」展

ヴァルドシュテイン乗馬場内の国立美術館は現在、「楽園の開放 ― ベネディクト会・イン・ザ・ハート・オブ・ヨーロッパ800～1300」と題した展覧会を準備中。これは欧州7ヵ国の著名な収集団体、教会より貸し出された建築装飾品、彫刻、ミニアチュール、あるいは金細工などの展示品250点以上を集めたものです。中でも最も価値の高いものは、ヴィシェフラド・コデックスと呼ばれる、チェコ・ロマネスク時代を代表するミニアチュール写本で、国立図書館がこのオリジナルを一般公開するのは今回が初めてです。更にベネディクト展に付随して、チェコ国立図書館内クレメンティヌム美術館では、ブジェヴノフ修道院写字室において10世紀末から11世紀初頭にかけて作られた写本の展示も行われます。